神話と古跡を訪ねて 3
赤猪岩神社(あかいいわじんじゃ)
桜がきれいに咲いてます
ここは、オオクニヌシ(このころの名前はオオナムヂ)が、異母兄たちの策略によって焼き殺されたところです。
日本神話
因幡の白兎を助けたオオナムヂ。
因幡のヤガミヒメは異母兄たちの求婚を退け「私はオオナムヂさまと結婚します」と言った。
これを根に持った異母兄たちはオオナムヂを亡き者にしようと、「手間の山にいる赤いイノシシを捕まえよう」とオオナムヂを誘い出した。
異母兄は猪に似た岩を真っ赤に焼いて山の斜面から転がり落とし「オオナムヂ、イノシシが行ったぞ!捕まえろ!」と言った。オオナムヂは異母兄たちの言葉を信じ、焼けた岩を受け止め、死んでしまった。
この話の舞台がここ、赤猪岩神社の地とされています。
この後、オオナムヂは母神に助けられて復活し、オオクニヌシと名を改ためるのですが、その話は後程。
手水で禊をしてから、鳥居に拝礼してくぐり、石段を上ります。
石段を上った先の鳥居の扁額は、赤地に「赤猪岩神社」と書いてあります。
拝殿。手を合わせます。
門前から見えていた桜は「再生桜」というそうです。
拝殿の脇に石碑と案内板
石碑には「神代遺跡大國主大神御遭難地」と彫ってあります・
案内板のほうには、
オオクニヌシを焼き殺した赤猪岩が、再び厄をもたらさないよう、神社裏手に厳重に封をして埋められていると書いてあります
社殿横の石段を登っていきますと
本殿が見えます
その本殿横 にありました
この奥深く、オオクニヌシの異母兄が真っ赤に焼いて山から転がり落とし、オオクニヌシを焼き殺した赤猪岩が埋められているんですね。
では、境内を後にします。
神社の横にため池があり、そのため池の築堤まで行って見ました。
ため池の築堤から見る再生神話の里
振り返ってみます。「再生桜」が満開の赤猪神社の境内、
写真左のほうに池に沿ってさらに道が伸びています。
その道の奥へ進んでいくと
森の中へ道は消えています。
そのわきになにやら小さな立て札
「古道入口 至清水井」
古道ということは、昔からの道でしょうか。
清水井というのは赤猪岩神社参拝のあと訪れることにしていた場所です。
いったん表通りに出てから向かうつもりでしたが、こっちからも行けるのかな・・進んでみましょう。
赤猪岩神社
鳥取県西伯郡南部町寺内232
電話0859-64-2102(宮司・山本様)
①米子駅(駅前7番バス乗り場)から日ノ丸自動車法勝寺線、つくし保育園前下車徒歩30分
または上阿賀で乗り換え、南部町ふれあいバスとっとり花回廊線(下り)・循環線(時計回り)に乗車し寺内上下車(本数少ないので注意)
②日ノ丸自動車御内谷線に乗車、手間で乗り換え、南部町ふれあいバスとっとり花回廊線(上り)・循環線(反時計回り)、寺内上で下車することもできるが、本数は少ない。
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≪参考リンク≫
赤猪岩神社 南部町役場