神功皇后が兵を率いて朝鮮に進軍した時、既に皇后は御子をみごもっていました。皇后は腹に丸い石を当てて生まれそうになるのを鎮め、筑紫に帰り宇美の地で御子を産みました。この時産まれた御子が後の応神天皇、今は八幡神として各地に祀られています。
この時、腹に巻いて鎮めた石は、古事記には「筑紫の国の伊斗村にある」と記載されています。この鎭懐石八幡宮がその地だと言われています。
鳥居の先、参道が二手に分かれます。
公式サイトによりますと、左側が「急な石段・最上部10段が急角度」、右側が「緩やか階段・手すり付きで安全」だそうです。
左側は古びた石、右側はコンクリートなので、おそらく左側のほうがもともとの参道でしょうね。
「急な石段」を登っていきます。
なんかよ―わからんが「狂歌碑」、古びた石碑。
もうすぐ階段終わります。
最上部は急角度、上るときは手をついて・・・と公式サイトにありましたが、手をつかずとも何とか上ることができました。
でも、万一足を踏み外したり滑らしたりしたら、かなり悲惨なことになるのでご注意ください。
登り切った正面には小さな祠がありました。
振り返ります。正面に姫島が見えます。
正面の祠、
祠の中
柵の中には、妙な形の石が三つ。
向かって左の二つは男女のアレの形ですね。
古代日本で性というのは、キリスト教社会と違ってタブーでもなんでもなく、新しい生命を生み出す力して崇められてました。
右の石には何やら字が彫ってあります。
祠の中にあった案内板を見ると「塞神三柱大神」と彫ってあるみたいですね。
その案内板、 「塞神(さえのかみ)」 は村落の境などで悪霊の侵入をふさぐ神として古くから信仰されてきました。
祠の横からさらに奥に参道は続きます。
そしてその先
拝殿です。
戸は閉まってましたが、開けて参拝して下さいとの表示
手をかけてみると、すっと開きました。拝殿内部。
お賽銭を奉納し手を合わせます。
「願い石」なるものがありました。
奥の本殿は最近建て替えられたのでしょう、拝殿に比べて不自然に真新しい。
では、元の道を戻ります。
「急な石段」から下を見下ろすと・・
うーん、ちょっとこれは怖いわ・・・
「緩やかな階段」を通って降りていきました。
施設名 | 鎭懐石八幡宮 |
所在地 | 福岡県糸島市二丈深江2310-2 |
電話 | 092-325-0309 |
開園時間 | |
料金 | 拝観料無料 |
アクセス | ☆筑前深江駅より徒歩15分 |
駐車場 | 有 |
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鎭懐石八幡宮