駐車場に車停めて、神社正門へ
宇美八幡宮の表参道、右側の石碑には「應神天皇御降誕地」と彫ってあります。
八幡神を祀る神社が八幡宮ですが、八幡神とは第15代応神天皇のことであります。
八幡宮は三大八幡と言われる石清水八幡宮・宇佐神宮・筥崎宮をはじめとして全国各地にあります。
そしてここ宇美八幡宮は、八幡神である応神天皇が産まれた地なのです。
宇美という地名も、母の神功皇后が応神天皇をここでお産みになったことに由来しています。
鳥居に拝礼してくぐります。はかま姿の巫女さんが掃除してました。
手水舎
神門をくぐります。
拝殿
その拝殿の向かって右手にあるのが「湯蓋の森」
樹齢2000年を超える楠だそうです。
「天然紀念物 湯蓋ノ森(楠)」
「史跡名勝紀念物保存法ニ依リ大正十一年三月内務大臣指定」
石碑では紀念物の「紀」のつくりは「己」ではなく「巳」となってます。(この字はワープロで探しきれませんでした)
史跡名勝紀念物保存法によって指定された「紀念物」は、昭和24年制定の文化財保護法に受け継がれています。
樹の根元には小さな鳥居
少し戻って拝殿の向かって左側、「子安の木」だそうです。
神功皇后がこの木にすがって応神天皇をお産みになったそうです。
その奥の本殿
その奥にある「 衣掛の森」
こちらも樹齢2000年を超える大楠だそうです。
奥のほうに子安の石がありました。丸い石がたくさん積み上げられています。
仲哀天皇の后で応神天皇の母である神功皇后は、神のお告げにより軍を率いて新羅に向かいました。新羅の王は皇后の勢いに押されて日本への朝貢を約束しました。
しかしこの時、皇后は既に天皇をみごもっていました。
まだ日本に帰りつかないうちに生まれそうになったので、石で抑えて腹を静め、筑紫に帰りついて、この宇美の地で天皇を出産したそうです。
この故事に基づき、神社で安産祈願を受けた後、この石を一つ持ち帰ります。無事に出産が住めば、自分で石を一つ用意しそこに子供の名前・生年月日・住所を書いて、最初に持ち帰った石と合わせて二つの石をおさめるそうです。
子安石のさらに奥には 「御神水 産湯乃水 うぶゆのみず」というのがあるそうです。
そのまんま、応神天皇がお生まれになった時に産湯を使った水ですね。
お社の中からは水がこんこんと湧き出していました。
裏手には摂末社が並んでいます。
施設名 | 宇美八幡宮 |
所在地 | 福岡県粕屋郡宇美町宇美1丁目1-1 |
電話 | 092-932-0044 |
開園時間 | |
料金 | 拝観料無料 |
交通 | JR香椎線宇美駅より徒歩5分 |
駐車場 | 有 |
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宇美八幡宮