福岡の代行バスを行く 8 /青春18平成30・31冬紀行 4日目
バス停で待っていると「JR代行バス」のステッカーを貼ったマイクロバスが駐車場に入ってきて、周回して停まりました。どうやらこれのようです。
ドアが開き、乗り込みます。
「藤山観光」が運行を委託されているようです。
出発前の車内。
日田彦山線の代行バスには何度か乗りましたが、ワゴン車、マイクロバス、路線バスタイプの小型車と、その時々によって車両タイプが違ってました。
バスは発車。しばらく線路に沿って走ります。
福岡県道52号線を走り、道の駅歓遊舎ひこさんに入ります。鉄道駅と道の駅の併設ですが、自家用車で満杯の駐車場とは裏腹に鉄道駅はひっそりしています。
久しく列車が走らない線路に沿ってバスは進み
彦山駅。
彦山駅を出ると、列車は全長4380メートルの釈迦岳トンネルで一気に突っ走っていましたが、バスは山を登って峠道を超えていきます。
片側交互通行の箇所が随所にあり、重機が工事をしています。がけ崩れにブルーシートが掛けられたままのところも多く、一年半前の災害の爪痕はまだまだおおきいようです。
そしてバスは東峰村、旧小石原村の中心部へ。しかし、村の中心部にもかかわらず、バスは停まりません。停車させれば一定の需要はあると思われますが、鉄道代行バスという性格上もともと駅がないところに停めるわけにはいかないのでしょう。
そしてバスは坂道を下り始めます。
災害の爪痕は大きいです。
やがて山間の盆地に降りてきました。
宝珠山駅、橋の向こうが駅です。こちらもまだ災害後手つかずのようです。
今は穏やかな筑後川の流れ。
光岡駅(てるおかえき)。
平成29年7月の豪雨災害では久大本線の光岡~日田間も不通となり、ここから代行バスに乗り換えていました。
この後バスは日田市内を走り、日田駅につきました。
15時41分着、定刻では42分着なので一分の早着でした。
果たして日田彦山線に再び列車がはしる日が来るのか。今年(平成31年)4月までに復旧についての結論を出すそうですが、まだ紆余曲折がありそうです。
日田駅。ここから久大本線の列車に乗り換えます。
次の大分行きは 16時48分、一時間ほど時間あります。
しばらく日田駅の待合室で過ごします。暖房が入って快適でした。
ホームに出ます。
大分行きは二両編成、前がJR九州キハ125、後ろが国鉄キハ47の併結でした。
後ろのキハ47に乗りこみます。
天ヶ瀬の温泉街が見えてきました。
天ヶ瀬着、17時6分。ここで降ります。
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