カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

上野国分寺跡・上野国分尼寺跡

上野國を行く 15

 

群馬県前橋市上野国分寺跡に来ています

 

 

聖武天皇の詔により全国に建てられた国分寺ですね

 

 

 

上野国分寺は昭和55年~63年度の第一期調査、平成24~28年度の第二期調査と、2度の発掘調査が行われています

 

 

 

この位置に国分寺の南大門があったそうです

南大門の両側には築垣が復元されています

 

第一期調査に基づき南辺築塀、塔と金堂の基壇が復元されています

古代と同じく、手作業で坊で突き固めて土を積み上げる版築工法で復元されたそうです

 

 

南大門を過ぎると、一面の草原です

 

ここにはるかな古代 、荘厳な寺院が広がっていたのですね]

 

塔跡と講堂跡が復元されています

 

 

 

塔跡の基壇が復元されています

 

 

 

 

上がってみます

 

かつては壮大な七重塔がここに建っていました

一辺10.8m、高さ60.5mと推定され、全国最大級の規模を誇ったそうです

 

今は礎石だけが復元されています

 

そこから少し離れたところに

 

講堂跡の基壇が復元されています

 

ただし復元時は金堂跡と考えられていて、復元も金堂としてなされたそうです

その後の第二期調査で本来の金堂が発見され、ここは講堂跡だと判明したそうです

 

本来の基壇はもう少し小さい規模であったと考えられるそうです

 

崩れかけた石段を上ると、

 

ここにも礎石が復元されています

 

この草が茂る原っぱに、かつては広大な伽藍が広がっていたのですね

 

西暦1030年頃までには築垣・門などの外郭使節や僧房などが失われ、14世紀後半には講堂付近も墓地となっていたそうです

 

 

では、国分寺を離れて歩いて行きます

 

 

農道のような細い道に入り、先の方へ歩いて行くと、

 

畑の中に一本の標柱が建っています

 

上野国分尼寺跡」と彫って有ります

 

昔、この一帯に国分尼寺の広大な伽藍が広がっていたのでしょうね

平成28年度より発掘調査が行われ、中門・金堂・講堂・尼坊などの遺構が確認されているそうです。

現在は埋め戻され、史跡としての整備はなされておりません

 

施設名 上野国分寺跡/上野国分尼寺跡
所在地 群馬県高崎市引間町247 / 高崎市国分町
電話 027-372-6767(上野国分寺ガイダンス施設)
027-226-4684(群馬県地域創生部文化財保護課)
FAX  
営業時間 24時間
定休日 無休
料金 無料
交通 群馬総社駅より徒歩35分
バリアフリー情報  
駐車場 有(尼寺跡には無)

 令和5年6月現在

 

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