來次神社

出雲国風土記を巡る旅 令和5年3月編 4 

 

島根県雲南市木次町に来ています

 

来次神社(きすきじんじゃ)の門前までやってきました

 

(正式には「來次神社」と表記するようですが、本文中は「来次神社」とさせていただきます)

 

 

 

「式内 郷社 來次神社」と彫ってある社号標

 

 

 

 

 

参道の入り口では、風化した狛犬が左右を守っています

 

こちらの石は、「龗神」(おかみのかみ)と彫ってあるのでしょうか

 

龗神とはイザナギカグツチを斬り殺したときに流れた血から生まれた神とされています

 

 

 

手水舎

 

近頃珍しく、柄杓が置いてありました

 

来次神社は出雲国風土記の大原郡の条に「支須支社」として記載されています。

 

御祭神は「大巳貴命」と「武御雷命

大巳貴命はオオクニヌシの別名、武御雷命は国譲りの交渉役として派遣されてきたタケミカヅチですね

 

 

 

アマテラスからの命により出雲に降りて来たたタケミカヅチは、稲佐浜で剣を逆さに突き立て、その切先に胡坐をかいて座り、国を譲れと恫喝・・いや、交渉を持ちかけました。

オオクニヌシはこれに屈し・・いや、同意しました。

 

これにより日本の国はアマテラスのものとなり、現在に至るまでアマテラスの子孫である皇室が日本を統治しています。

 

 

そんな経緯があるのに、この2神が同じ神社に同居しているのもなんか不思議

タケミカヅチはともかく、オオクニヌシにとっては居心地悪いんじゃないかな・・

 

石段を登り終えたところに髄神門があり、

 

髄神門から拝殿迄上屋根が建てられています

 

拝殿

 

 

オオクニヌシタケミカヅチが同居している本殿

 

本殿横に並ぶ境内末社

右端に社日塔があり、「幸神社」「若宮神社」「天満宮」の順に並んでいます

 

 

本殿裏には「紺姫神社」「鎮守神社」「金藤神社」「稲荷神社」と並んでいます

 

一段高い所にも末社

 

「風神社」「金屋子神社」

 

境内を後にして、石段降りて門前に戻ってきました

 

 

近くに温泉施設の「おろち湯ったり館」があるようなので、行ってみます

 


 

施設名 來次神社
所在地 島根県雲南市木次町木次782
電話  
FAX  
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通

JR木次線日登駅より徒歩20分(本数少ないので注意)

バリアフリー情報  
 
駐車場

  令和5年3月現在

 

 

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