カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

血の池地獄

 

バスに乗って別府の血の池地獄までやってきました

時刻は7時50分ごろ

 

開園は8時です

 

門にはロープが張られてまだ入れません

しばし待ちます

 

敷地内にあるレストラン「極楽亭」

もちろんこちらもまだ開いていません

 

 

8時になると係員がやってきて「地獄の門」のロープを外しました

 

いざ「地獄」ヘ入っていきます

 

中に入り、入場料400円を支払います。

すると入場券の代わりなのか、一枚の絵はがきをくれました

 

ちなみに別府の7つの地獄に入れる共通券は2000円です。

 

中は土産物屋になっています

その店内を突っ切って行くと、

 

血の池地獄の湯けむりが上がっています

 

 

血の池地獄は、豊後国風土記に記載されている「赤湯の泉」なんだそうです。

 

 

 

豊後国風土記には

 

赤湯の泉。この湯の泉は、郡(速見郡)の西北の竈門山(かまどやま)にある。

その周囲は十五杖(約45m)ほどである。

湯の色は赤く泥がたまっている。この泥を使って家の柱の塗料としている。

水が流れて外に出ると泥は沈んで清水となり、東の方へ流れていく。

 

という風に記載してあります。

 

 

酸化鉄・酸化マグネシウムなどにより朱色に染まった池から湯気が立ち上っています

 

はるかな古代、風土記にも記載された赤い泥

古代には柱の塗料として使っていたそうですが、近世・近代には染料としても使われたそうです。

 

石段登ると展望台であり、上から血の池地獄を見下ろせるようです

登って見ます

 

 

石段わきの木柱には

血の池地獄 爆発ヶ所」「昭和二年九月二日 午後四時三十分 爆発実況高さ 約二百二十米」と表示してあります。

 

 

 

 

昭和2年9月2日4時30分、この場所から220mの湯柱が吹き上がったんでしょうね。

 

展望台からみる血の池地獄

もうもうと湯気が湖面から上がっています

 

展望台から戻って石段を降りてきました。

石段登り口そばの売店では、血の池地獄の鉱泥を原料とした「血の池軟膏」とかいうのを販売しています。

 

公式サイトによると、

「泥の成分である硫化マグネシウムが慢性皮膚病に効能があります。しもやけ、やけど、ひび、あかぎれなどに効果的です」

なんだそうです。

 

一個(220g)1500円です。

買いませんでしたが・・・

 

 

売店そばの岩崖に掘られた祠では薬師如来が祀られていました

 

足湯も有りました

 

 

 

と、そんな感じで、一通り見学を終えて外に出てきました。

 

施設名 血の池地獄
所在地 大分県別府市野田778
電話 0120-459-554
FAX 0977-66-1811
営業時間 8:00~17:00
定休日 年中無休
料金 400円
地獄めぐり共通券2000円
交通

別府駅(駅前5番乗り場)・亀川駅より亀の井バス、血の池地獄前下車すぐ

バリアフリー情報  
駐車場

 

 

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