鉄道唱歌で行く北陸本線 9 / 青春18令和4年春紀行 初日
伝教大師最澄が雨ごいしたという地蔵堂に参詣しましたが、その隣に鳥居があります。
鳥居の奥には地蔵川に小さな橋が架かっています。
川の清水の中に「腰掛石」「鞍掛石」の立て札
ヤマトタケルが伊吹山に上って熱病にかかったとき、この岩に馬の鞍を置き、腰を掛けて身体を冷やしたそうです。
橋の上から地蔵堂を望む
岩の下から清水が湧き出してきています。
こんこんと湧き出す清水
ヤマトタケル(倭建命・日本武尊)は父の第12代景行天皇の命を受けて、東国のまだ朝廷に服していない部族の平定に赴きました。
その使命を終えてここまで戻り、伊吹山に上ったとき、伊吹山の神の怒りに触れて激しい氷雨に降られ、熱病にかかりました。
ヤマトタケルは山を下り、ここで湧き出している清水を飲み、身体を冷やして息をふき替えしたそうです。
そしてヤマトタケルは大和へ向かって帰るのですが、伊吹山の神の怒りがとけたわけではなく身体の不調に悩みます。杖を突き、足を三重に折り曲げながら(今の「三重県」の由来)大和を目指して歩いていきましたが、ついに能褒野の地(今の三重県亀山市・同地の能褒野大塚古墳がヤマトタケルの墓とされる)で薨去されました。
現地の案内板ではちょっと違った話になっていますね。
案内板では剣で大蛇を切ったことになってますが、古事記では「こんな神など剣は必要ない。素手で討ち取ってやる」と、神を見下して剣を置いて山に登ったとされています。
この時置いていった剣が、現在は熱田神宮の御神体となっている三種の神器のひとつ「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)です。
銅像の隣に加茂神社の鳥居があり、
その先で地蔵川は途切れていました。
ここが地蔵川の始まりです。こんこんと岩の下から清水が湧き出しています。
川の中に立つ2本の立て札
右側が「平成名水百選 居醒の清水」、左側が「蟹石」と記してあります。
蟹石とは先の案内板にあった、第21代雄略天皇の時代に石になったという三尺あまりのカニですね。
居覚の清水からもう少し先に進んでみましたが、
これまた別の意味で歴史ありそうな建物なんかもありましたが・・・
この先もう何もなさそうなので、ここで引き返します。
施設名 | 居醒の清水 |
所在地 | 滋賀県米原市醒井 |
電話 | 0749-51-9082(一般社団法人びわ湖の素DMO) |
FAX | 0749-51-9083(同上) |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | |
交通 | ☆JR醒ヶ井駅より徒歩10分 |
バリアフリー情報 | 道路上からの見学はできる。橋を渡った先に行くのは難しいでしょう。 |
駐車場 |
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