カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

養老鉄道 下野代~桑名 / 関西本線 快速2307G 桑名~井田川

ヤマトタケルの足跡をたどる 19 / 青春18令和4年夏紀行 3日目

 

尾津神社に参詣し、養老鉄道下野代駅まで戻ってきました。

無人駅で、乗車駅証明書発行機が備え付けられています。

乗車駅証明書を取って、電車が来るのを待ちます。

 

そこに入ってきた桑名行きの電車。

近鉄時代から使われている電車です。

 

養老鉄道は元は大手私鉄近畿日本鉄道の路線でしたが、経営悪化のため分離独立させたものです。

 

ロングシートの車内

 

雨が降る中、終点の桑名に向かって走っていきます。

 

やがてJRの関西本線が合流してきて、

 

下野代から12分、桑名着。

 

近鉄グループ養老鉄道だけあって、のりかえ案内板には近鉄路線の案内がありますが、JRについては一切言及がありません。

 

集札で係員に下野代駅乗車駅証明書と、桑名まで310円の運賃を渡して外に出てきました。

 

今日使った養老鉄道の運賃は

 

 大垣~養老 420円

 養老~美濃山崎 370円

 美濃山崎~下野代 310円

 下野代~桑名 310円

 

で、合計1410円でした。

今朝、買おうかどうかと迷った養老鉄道の一日フリー乗車券が1500円なので、それよりも少し安かったことになります。

 

 

JRの乗り場のほうへ向かいます。

青春18きっぷを見せて入場。

 

名古屋から入ってきた、桑名12時28分発の亀山行き快速列車。2両編成の電車です。

四日市までは快速列車で、その先は各駅停車となります。

 

転換クロスシートの快適な車内です。

 

雨の中、西へ進んでいきます。

 

四日市駅

 

ヤマトタケル伊吹山で神の怒りにふれて思い熱病にかかり、居醒の清水で体を冷やして息を吹き返しました。

その後、病を押して大和へ向かいますが、当芸野(たぎの)で「わたしの足はたぎたぎしくなってしまった」と嘆き、また杖突坂を杖をつきながらよろよろと登り、尾津前(おつのさき)を経てなおもヤマトタケルは歩いていきます。

 

そんなヤマトタケルは、現在の四日市市まで来たとき、

「わたしの足は三重に曲がってしまった・・・もう疲れた・・・」

と嘆きました。

 

このためその地を「三重」というようになり、現在の「三重県」の語源となっています。

 

四日市を出て、さらに先に進んでいきます。

 

 

そして桑名から36分、終点亀山の一つ手前、井田川着13時4分。

ここで降ります。

 

 

跨線橋の上から終点の亀山へ向かっていく電車を見送ります。

 

井田川

無人駅で、駅舎内はトイレと待合室しかありません。

 

駅前には旧東海道が通っています。

 

駅前広場の一角に、

 

「大和は国のまほろ

  たたなづく青垣 

   山こもれる 大和し うるわし」

ヤマトタケルがいまわのきわに詠んだ歌です。

 

歌碑の横には「大和タチバナ記念植樹」と彫られた石柱が立っていますが、それらしき樹は見当たりません。

 

 

そしてヤマトタケル銅像

 

ヤマトタケルの后のひとり、走水の海で自ら生贄となって死んだオトタチバナヒメは、この地の出身だそうです。

 

 

では、井田川駅を後にして、グーグルマップを見ながら歩いていきます。

 

 

その道すがら、途中にあった案内板をみながら歩いていき、

 

 

見えてきました

この森のようです。

 

駐車場が見えます。

目指してきたヤマトタケル終焉の地、能褒野です。

 

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