カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

氷上姉子神社 前編

ヤマトタケルの足跡をたどる 4

 

大高駅から歩いて、名古屋市緑区の氷上姉子神社(ひかみあねごじんじゃ)までやってきました。

 

この鳥居をくぐって参道を行けば拝殿・本殿ですが、

 

 

道路を挟んだ先にも鳥居があり「末社 元宮」の社号標が建っています。

先にこちらのほうに進んでいきます。

 

 

氷上姉子神社は草薙剣を祀る熱田神宮の摂社です。

御祭神は熱田神宮を創設したヤマトタケルの后、ミヤズヒメです。

 

ミヤズヒメはヤマトタケルの死後、ヤマトタケルが残した草薙剣を祠を作って納めました。これが熱田神宮の創始です。

氷上姉子神社の元宮は、このミヤズヒメの屋敷の跡と言われています。

 

参道の途中にあった「神明社

 

アマテラスを祀ってあります。

 

 

さらに参道を進んでいきますと、

 

道が途切れて、広場となり、

 

そこにありました。

 

氷上姉子神社元宮です。

 

ここで東国遠征に行くヤマトタケルとミヤズヒメが出会い、そして東国遠征から帰ってきたヤマトタケルがミヤズヒメと結ばれたのですね。

 

 

 

手を合わせます。

 

「倭武天皇皇妃 尾張国造之祖 宮簀媛命宅趾」と彫ってあります。

異体字は一般的な字体に直しました)

 

「倭武天皇」というのはヤマトタケルのことですね。

一般的には「日本武尊」と表記されますが、これは日本書記での表記。古事記では「倭武命」と表記されています。

 

ヤマトタケル天皇として即位したという記述は記紀にはありませんが、即位したという異伝もあったのでしょうか。常陸国風土記にも同じく「倭武天皇」と表記されています。

 

「宮簀媛」というのはミヤズヒメの日本書紀での表記です。

古事記では「美夜受比売」と表記されています。

 

 

 

では、元の参道を戻り、

 



改めて氷上姉子神社の本社のほうへ向かいます。

 

施設名 氷上姉子神社
所在地 名古屋市緑区大高町火上山1-3
電話 052-651-5935
FAX  
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通

大高駅から徒歩25分

バリアフリー情報 元宮へはバリアフリー設備無し。本宮へは駐車場から段差無で行ける。
駐車場

 

 

 

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