昨日一晩世話になった妙見温泉の田島本館で、タクシーを呼んでもらい、タクシーに乗って和気神社へ
和気神社の駐車場でおろしてもらいました。
何やら派手な五角形の大きなものが見えてますが
「日本一の大絵馬」なんだそうです。
朝日が照らしてちょっと見にくいのですが、和気神社の御祭神である和気清麻呂と、清麻呂公を乗せて導いたというイノシシの絵ですね
奈良時代の769年、称徳天皇の御代、皇室に取り入った僧・道鏡の陰謀により、宇佐神宮から「道鏡を次の皇位につけよ」と神宣が出たとされて朝廷は大騒ぎになりました。しかし和気清麻呂を勅使として宇佐神宮に派遣したところ、この神宣は偽物と判明します。
道鏡の怒りを買った清麻呂は「穢麻呂(きたなまろ)」と改名させられて大隅の国に流罪となるが、翌年称徳天皇が崩御し道鏡が失脚、穢麻呂は清麻呂に戻って京に帰り政界復帰した、というのが教科書に出てくる歴史の流れですね。
その後、江戸時代末期の嘉永6年(1853年)、薩摩藩主の島津斉彬の調査により、この地が和気清麻呂が流されてきた地と判明しました。
戦後の昭和20年、和気神社が建立され和気清麻呂が鎮座された、ということですね。
では、鳥居に拝礼して境内へ。
鳥居をくぐって左側にある社殿
これ「白亥殿」というそうです。
奥にいるのは白イノシシの「和気ちゃん」・・・
金網の奥に「和気ちゃん」らしきものが寝ていました。
手水舎
龍の口からちょろちょろと水が流れ出ています。柄杓はありません。
直接手で受けて身を清めます。
なお、ここは日本で最初にハネムーンで訪れられた地でもあるそうです。
拝殿の両脇を護っているのは、狛犬ではなく「狛猪」です。
向かって右側の狛猪
向かって左側の狛猪
和気清麻呂が配流先の大隅に向かう途中、宇佐神宮に参詣しようと陸路、豊前の海岸を歩いていると、300頭のイノシシが現れて清麻呂の輿を護り送り届けた、と彫ってあります。
福岡県北九州市の足立山妙見宮に伝わる伝承とは微妙に違うようだが・・まあ、伝承だし、その地その地によって違って伝わっていくんでしょうね。
拝殿
手を合わせます
拝殿向かって右側に付属している社殿
こちらは向かって左側の社殿
奥に見える本殿
施設名 | 和気神社 |
所在地 | 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3986 |
電話 | 0995-77‐2885 |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | ☆JR隼人駅より鹿児島交通バス鹿児島空港行きに乗車 ☆JR国分駅より鹿児島交通バス霧島いわさきホテル行きに乗車 ☆鹿児島空港より鹿児島交通バス隼人駅行きに乗車 いずれも「妙見温泉」下車徒歩40分 (いずれも本数少ないので注意) |
バリアフリー情報 | 奥のスロープを通って境内に行ける。多目的トイレあり。
|
駐車場 | 有 |
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霧島市 和気神社