中央本線 名古屋発 東京行き 普通列車の旅 13 / 青春18令和2年冬紀行 初日
諏訪大社の下社秋宮までやってきました。
鳥居に拝礼して参道を進みます。
主祭神の ヤサカトメは2月から7月まで春宮に鎮座し、8月1日に秋宮に遷座され、翌2月1日に春宮に帰座されるそうです。
ということは、今はここ、秋宮にヤサカトメが鎮座されているのでしょう。
諏訪大社下社の主祭神はヤサカトメの女神。タケミナカタの妻です。
といっても記紀にはこの名は出てきません。
国譲りの交渉の際、高天原からの使者タケミカヅチに力比べを挑み、負けて諏訪まで敗走してきました。とどめを刺そうとするタケミカヅチでしたが、タケミナカタは諏訪の地から外に出ないという条件で許してもらいます。
その後、この地の女神であったヤサカトメと結婚したのでしょうね。
参道のど真ん中に神木がそびえ立っていました。
「根入りの松」だそうです。
丑三つ時(午前2時ごろ)になると寝入り、いびきが聞こえるそうな・・・
そして参道の正面に神楽殿
春宮と同じ構造です。
天保6年 (1835年)の建立だそうです。江戸時代の後期、明治維新の12年前ですね。
神楽殿
神楽殿の奥に幣拝殿があり、左右に片拝殿が伸びる構造も、先ほどお参りした春宮と同じです。
重要文化財の幣拝殿、安永10年(1781年)の建立。田沼意次の時代ですね。
お賽銭をお納めて手を合わせます。
向かって左側 の片拝殿
こちらは右側の片拝殿
秋宮は神楽殿、幣拝殿、左右片拝殿が重要文化財となっています。
そして、殿社の向かって右側に立つ柱
「一之御柱」です
奥のほうに立つのは「四之御柱」のようですが、近づくことはできません。
塀の向こうに見える殿社。
殿社の向かって左
「二之御柱」ですね
諏訪大社を特徴づける「御柱(おんばしら)」、寅と申の年、すなわち6年ごとに御柱祭が催され、建替えられます。その由来はいまではわからなくなっているそうです。
奥に見えるのは「三之御柱」でしょうか、こちらも近づくことはできませんでした。
諏訪大社 下社秋宮
電話 0266-27-8035
JR下諏訪駅より徒歩25分
駐車場 有
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