諏訪大社の上社前宮に来ています。
諏訪大社は「下社」と「上社」に分かれており、下社は「春宮」と「秋宮」に、上社は「前宮」と「本宮」に分かれています。
夫のタケミナカタは国譲りの神話において重要な役割・・・というか、三枚目キャラを演じています。
国譲りの交渉の際、高天原からの使者タケミナカタに力比べを挑み、負けて諏訪まで敗走してきました。とどめを刺そうとするタケミカヅチでしたが、タケミナカタは諏訪の地から外に出ないという条件で許してもらいます。
妻のヤサカトメには記紀神話には出てきません。この地の土着の神でしょうか。
上社前宮は諏訪の祭祀の発祥地とされ、諏訪大社の四社のなかで一番古くからあるそうです。
「拝殿は昭和7年に伊勢神宮から下賜された材で造営された」そうです。
手を合わせます。
拝殿の奥の本殿
本殿向かって右側前方に立つ「一之御柱」
諏訪大社の御柱は申と酉の年に開催される御柱祭で建て替えられます。
その由来は今では分からなくなっているそうです。
本殿向かって左側前方に立つ「二之御柱」
本殿左側後方に立つのが「三之御柱」
本殿右側後方に立つ「四之御柱」
諏訪大社の他の三社では、「三」「四」の御柱は殿社の奥のほうにあり立ち入りはできませんが、ここ上社前宮では間近によって拝むことができました。
さて、前宮本殿の横には「御神陵」というのがあるそうです。
タケミナカタの墓とも、ヤサカトメの墓ともいわれています。
で、どこにあるんだろう・・・
本殿の横にある、石の柵に囲まれたスペース
これが「神陵」でしょうか、案内板も何もありません。
wikipediaに載ってた写真と見比べてみましたが、間違いないでしょう。
ここに眠っているのはタケミナカタか、ヤサカトメか、
あるいは二神が手を取り合って鎮まっているのかもしれません。
さて、本殿向かって左横
奥に見えるのは三之御柱ですが、そちらのほうから澄んだ水が流れています。
名水「水眼」だそうです。
冷たい水の流れ
しかし、冷たいどころではなく・・・
川に貼ってある縄にも、生えている草にも
氷、氷、氷・・・
そこから上流に進んでみますと
「水神」を祀ってあるそうです。
諏訪大社 上社 前宮
長野県茅野市宮川2030
電話 0266-52-1919(上社本宮)
JR茅野駅より徒歩30分
駐車場 有
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諏訪大社