諏訪大社の前宮から本宮へ向けて歩いている途中、長い石段が続く何やら神社らしきものがありました。
「北斗神社」だそうです。御祭神はアメノミナカヌシ。
アメノミナカヌシ(天之御中主神)といえば、この宇宙で一番最初に現れた神様です。
古事記では冒頭の書きだしが
「この世で混沌とした世界から初めて天と地が分かれたときに、天の高天原に現れた神の名がアメノミナカヌシである」
という文章から始まります。
ただしこれ以降、アメノミナカヌシに関する言及は一切なく、アメノミナカヌシが何か活躍をしたという記述は一切ありません。
wikipediaを見ますと
「近世において天の中央の神ということから北極星の神格化である妙見菩薩と集合されるようになって・・・」
だそうです。
では、行って見ましょう・・・と石段登り始めたが・・
これ、思ったよりきつかった・・・
延々と続く石段・・・
やっとたどり着いた時には、もう脚ガクガク・・・
この中に、文政8年に白鳥弥次郎が手掛けたという本殿があるそうですが、金網の向こうでよく見えませんでした。
そして脇にはもう一つ殿社
何なのか分かりません。
しかしよく、こんなところにこんなの建てたな・・
あの石段を資材や道具持って上り下りするなんて・・・ちょっと想像もつかない・・・
振り返ると、諏訪盆地が見渡せました。
しかし、上ったからには降りねばならぬが・・・
うひょ・・・目がくらむ・・・
足を踏み外したら一巻の終わり、それこそ本当に北極星の、アメノミナカヌシ大神のおそばに行ってしまいかねない・・・
どうにか降りてきたが、もう困憊していた・・
気力を奮い立たせて先に進みますと、本宮の鳥居が見えました。
鳥居をくぐります。
するとそこに小さな神社
若宮八幡宮、だそうです。
ここもきちんとお社の四隅には御柱が建てられております。
先に行くと、やっと見えてきました。
ここは本宮の東門です。
脇に手水舎がありましたが
そのわきの道を通って
正門に回ってきました。
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