宮地岳線の線路跡に作られた歩道を歩いていきます。
ここまでは線路跡には入れず、線路に沿った公道を歩いてきましたが、ここからは正真正銘の線路跡です。
そして歩道は終わり、その先の川に橋が架かっています。
流れている川は「大根川」です。
昔、旅の坊さんがこの地を通りかかると、収穫した大根を一人の老婆が川で洗ってました。金の無い坊さんは「大根葉の切れ端でもいいから分けてくれないか」と言いましたが、老婆は怒って石を投げて追い払いました。
あくる日、川の水がすっかり枯れていました。
その年以降、大根の収穫期になると川が枯れるようになりました。
この旅の坊さんの正体は弘法大師だった、とのことです。
そんな伝説が残る大根川にかかる歩道橋、名前は「あいぼう橋」というそうです。
本来の名称は「旧西鉄橋梁橋」ですが、知る人もなく折角の立派な遊歩道に愛称があれば、地域の皆様や子ども達にもっと親しみを持って利用していただけるのではないかと考え・・・
というわけで公募で選ばれた名前が「あいぼう橋」だそうです。
小学2年生の子が命名した名称にどうこう言うつもりは無いが・・
・・でも・・・正直・・・宮地岳線を偲ぶことができる名前まで消すこともなかったんじゃないか・・・「旧西鉄橋梁橋」のままでもいいじゃないか、と思う。
旧西鉄橋梁橋、愛称「あいぼう橋」を渡っていきます。
川の河口の先からわずかに玄界灘が見えます
この光景、昔むかし、宮地岳線の電車に乗って、鉄橋を渡るときに見た車窓、そのまんまだ!
川を渡ると、少し先の方で歩道は途切れています。
宮地岳線の跡地は 更地になって続いていました。
ここでいったん線路あとを離れて、公道を迂回し
駅前広場だった場所には住宅が並んでいます。
住宅地の中の小さな公園を突っ切っていくと
線路あとに出ました
線路あとに沿って少し進んでみましたが、ここで再び道路は途切れています。
迂回して少し先に来ました。
線路あとがずっと続いています。
しかし、西鉄新宮駅からずっと歩いてきたので、さすがに疲れてきました。
この辺で線路に沿って歩くのはあきらめて、国道495号のほうへ向かいます。
お読みくださいました皆様、ありがとうございました。
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