日田温泉と日田彦山線代行バス 5 / 青春18令和5年春紀行 3日目
大分県日田市に来ています
日田温泉の湯に入り、温泉街を散策して、日田駅まで戻ってきました
日田彦山線の添田~夜明間は、平成29年7月の水害以来ずっと不通の状態が続いています。復旧をめぐってJR九州と福岡県・地元自治体との間で協議が続けられましたが、結局、鉄道での復旧を断念しBRT(Bus Rapid Transit、バス高速輸送システム)での復旧を行うことになりました。今年(令和5年)の8月28日に開業予定となっています
添田~日田間を直通する代行バスは、日田市の観光バス会社の「藤山観光」に委託されていますが、
日田から筑前岩屋までの瓶は、西鉄系列の「日田バス」に委託されています。
西鉄の中古車でしょうか、白い車体にローズピンクの帯を巻いた西鉄塗装の中型バス
定刻、バスは発車します
バスは日田市内を走り、
筑後川(三隈川)を渡ります
平成29年の災害では、この筑後川が水害を引き起こし、日田彦山線のみならず久大本線の鉄橋も流出し不通となりました
久大本線は復旧しましたが、日田彦山線は鉄道として復旧することはなくなりました
久大本線の踏切を渡り、
光岡駅
バスは駅前広場に入って停車します
定刻では15時47分発ですが、日田市内を走ってくる間に3分遅れています
筑後側に沿てバスは走り、
遅れはさらに増幅し、5分遅れとなっていました
バスも久留米に向かう国道386号を離れ、飯塚の方へ向かう国道211号線に入ります
新しい駅舎が建っていますが、この駅に列車が来ることはなくなりました
日田彦山線を破壊した筑後川の支流、大肥川に沿って登って行きます
そして宝珠山駅を過ぎると国道211号を離れ、筑後岩屋駅に向かっていきます
日田英彦山線BRT(愛称ひこぼしライン)では、宝珠山から彦山駅までの区間が鉄道線跡を転用した専用道を通ることになっています
この区間は全長4379mの釈迦岳トンネルがあります。
現在添田~日田間を直通運転している代行バスは峠を登って降りるため大きく遠回りしている上、筑前岩屋駅を経由できず通過扱いとなってます)(一部、筑前岩屋駅に立ち寄る便もあり)
BRTが開通すると釈迦岳トンネルにバスが走ることになるため、所要時間は大幅に短縮されるだろうな・・・と、思っていたのですが・・
5月28日に発表されたBRTの運行時刻表を見ると、添田~日田間1時間32分、現行の代行バスと変わってない・・どうなってんだろう・・
日田彦山線の橋梁がありました
秋になればこの上をバスが走ることになります
棚田親水公園
BRTの計画ではここに新たに「棚田親水公園駅」を設置する計画になっていましたが、地形等を考慮し駅の設置は中止されました
日田彦山線の線路あとに一列に重機が並んでいるのが見えます
そしてバスは終点、筑前岩屋駅に到着
橋を渡って駅前広場に入ります
ところで・・・日田市街地を出たときからバスは遅れて運行していましたが、定刻では16時23分着のところ、5分遅れの16時28分着。
このバスは定刻では折り返し16時28分発の日田駅行きとなります。折り返しのバスで戻る予定にしてましたが、下手に降りたら、何にもない田舎の駅に、雨の夕暮れに一人取り残されません
運転士さんに青春18きっぷを見せて
「このまま折り返すんですけど、ちょっと外に出て写真を撮らせてください」
と言ってから降りました
ここまで乗ってきた日田バス
ログハウス風の筑前岩屋駅
日田彦山線の線路跡ではBRT開通に向けた工事が進んでいます
そうこうして写真を撮っている間に、バスは駅前広場の奥の方へ進んでいき、Uターンして駅前に戻ってきました
そのバスに乗って
次の大行司で降りました
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