日田温泉と日田彦山線代行バス 7 / 青春18令和5年春紀行 3日目
先ほど乗った日田~筑前岩屋間の区間便は西鉄系列のバス会社である日田バスに運行が委託されていましたが、
日田~添田間の直通便は日田市に本社を置く観光バス会社の「藤山観光」に運行が委託されています
日田彦山線の添田~夜明間は、平成29年7月の水害以来ずっと不通の状態が続いています。復旧をめぐってJR九州と福岡県・地元自治体との間で協議が続けられましたが、結局、鉄道での復旧を断念しBRT(Bus Rapid Transit、バス高速輸送システム)での復旧を行うことになりました。今年(令和5年)の8月28日に開業予定となっています
車内には運転士さん以外は誰もいませんでした
すなわち乗客はここから乗ったぼく一人だけです
雨が降る中、バスは走っていきます
バスは山道を登っていきます
日田彦山線は全長4379mの釈迦岳トンネルで山を貫いていきますが、代行バスはかなり遠回りをして山を登って、また降りていきます
今年8月28日に開業するBRTでは釈迦岳トンネルを専用道にしてそこにバスを走らせることになっています
この辺りは小石原焼の産地となっており、道路沿いにはいくつもの窯元が並んでいます
そして山を登り切り、旧小石原村の中心地まで来ました(小石原村は平成17年に宝珠山村と合併し東峰村となっている)
ここには「小石原庁舎前」という停留所が設けられています。勿論、日田彦山線にはこのような駅はありません。
小石原の住民のために便宜上設けられている停留所だと思われます。
鉄道で言うと、国鉄時代に地方管理局が設置した「仮乗降場」のようなものでしょうか
BRT開業後は小石原庁舎前停留所は廃止されるものと思われます
そして今度は、山道を下り始めます
宝珠山村からここ彦山までをバス専用道とする計画で工事が進められています
雨が降りしきる中、バスは走り、
道の駅歓遊舎ひこさん
敷地内に入って停車します
歓遊舎ひこさん駅は平成20年に道の駅に隣接して新設されましたが、平成29年の水害で列車は来なくなりました。わずか10年足らずの営業でした。
そして、バスは進んでいき、
添田駅が見えてきました
停車している40系気動車が見えます
17時48分、添田駅着
バスは駅前に停まりました
回送されていくバスを見送ります
駅舎内部
ホームに通じていた通路はふさがれて壁になっていました
外に出て、日田彦山線のホームに向かいます
BRTへの乗り継ぎ駅としての工事が進む添田駅
BRT開業後は日田彦山線ホームから対面乗り換えができるようになるそうです
17時58分発、小倉行きの鈍行列車
これに乗り換えて帰ります
この辺りで今回の青春18令和5年春紀行3日目、お開きとさせていただきます
最後までお読みいただきありがとうございました
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