久大本線代行バスを行く 5 / 青春18令和2年夏紀行 3日目
さて、豊後森駅まで何とかたどり着きましたが、次の日田行き列車までまだ一時間余りあります。
駅を出て、右手のほうに進んでいきますと
「豊後森機関庫公園」の看板
踏切を渡りますと
そこが「豊後森機関庫公園」ですね。
蒸気機関車が全盛だった時代、ここに豊後森機関区が置かれていました。
豊後森機関区は昭和46年に廃止され、その後放置されていましたが、平成18年に旧機関庫と敷地を玖珠町がJR九州から買収し公園として整備が進められています。
実は昔、公園として整備される前に僕はここを訪れたことがあります。
背の高い雑草が茂る中、錆だらけの転車台の跡地のくぼみには雨水がたまっていました。その奥の扇形機関庫はがらんとしていて、何かのイベントで使ったと思われる用具が置かれていました。
公園内に静態保存してある9600型蒸気機関車
転車台
蒸気機関車は車両の前後に運転台がついている電気機関車・ディーゼル機関車とは違って片方向きの運転台しかないので、折り返し運転の時は転車台で向きを変える必要がありました。
その奥にある扇形車庫
前来たときは庫内にまで入って天井を見上げたりしましたが、今は周囲にロープがめぐらされて入ることができません。
公園内には細いレールが張り巡らされています。
何かの遊具を走らせるためのレールでしょう。
もっとも今日は猛暑の、立ってるだけでも汗が噴き出すような日です。公園内には人影は全くなく、このレールの上にも何も走っていませんでした。
公園の一角にある建物
中には明かりがついていて、人影があります。公園内には誰もおりませんでしたが、ここは開館しているようです。
ガラス越しに除くと、展示パネルが見えました。豊後森機関区のことを解説してあるのでしょう。
中に入ってみようかと思ったが、入館料100円と掲示してあったので、料金とられるなら入るのやめました。
公園全景
またもとの踏切を渡って豊後森駅へ戻ります。
踏切から見る、錆が浮き出て雑草が伸びた由布院方面の線路。
この線路に再び列車が走るのはいつになるのでしょうか。
豊後森機関庫公園
豊後森駅より徒歩10分
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≪参考リンク≫
旧豊後森機関庫 玖珠町観光協会