宮地岳線を行く 3
電車を降りて、少し先のほうへ歩いていきます。
交差点の先、バス乗り場です。
宮地岳線の跡地に造られたバスプール。
西鉄の大型バスと、新宮町コミュニティバスの小型バス2台、合わせて3台のバスが停まっています。
ここから出ている西鉄バスは津屋崎橋行きの一系統のみ、
宮地岳線の西鉄新宮から先が廃止された後、その代替として新設された路線です。
バス停の標柱に掲示された時刻表。
一見したところ、おおむね一時間に一本の運行のように見えます。
しかしよく見ると、その運転間隔はバラバラ、11時12分の次は12時50分まで1時間38分空いています。
電車が走っていたころは日中おおよそ13分毎のフリークエンシー運転を行っていましたから、大幅に本数が減らされています。
それでも宮地岳線が廃止されバス転換された直後は、まだ今より多くの本数が運転されていました。
電車からバスに乗り換えが必要になり、利便性が悪くなって、ますますの乗客離れを招いた結果だと思われます。
駐機場に待機していたバスがいったん道路に出て、バス停のほうに回ってきました。
9時50分発津屋崎橋行きバス
乗客はぼくの他には、地元の方らしい高齢の女性二人。
彼女らが貝塚線から乗り換えて来たのかは分かりませんが、もはや「宮地岳線の代替」としてはあまり機能していないようです。
バスは元の宮地岳線に沿って走ります。
宮地岳線の跡地には住宅が建っています。
宮地岳線の跡地に沿って走ります。
道路の左側、宮地岳線の軌道跡は続いていますが、
この交差点でバスは曲がって
国道485号に出てきました。バスは485号線を進んでいきます。
花見停留所
かつての宮地岳線花見駅とは少々離れています。
宮地岳線は風光明媚な松原の中を走っておりました。
国道485号線を走るバスは、郊外型のチェーン店とかマンションとかが並ぶ中を走っていきます。
そのうちバスは485号線を離れ
JRの福間駅に停まります。
宮地嶽神社前停留所
宮地岳線の宮地岳駅に相当しますが、駅があった場所とは少し離れています。
そしてここが宮地岳線の終点、津屋崎駅があった場所です。
ここも宮地岳線の跡地には住宅が立ち並んでいます。
バスは津屋崎を過ぎてもう少し先のほうまで進んでいきます。
バスは海岸に出て海沿いに進んでいきます。
そして終点、津屋崎橋。
西鉄新宮駅からは約40分、10時32分着。
西鉄のICカード「nimoca」で運賃480円を支払って降ります。
駐機場に回送されていくバスを見送ります。
バス停のそばにある津屋崎橋。
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