広場の奥にある「鏡池」
「ワタカ」という魚が泳いでいるそうな
あんまり聞かないが、天然記念物らしい。
池の手前にあるあずまやの、頭上に掲げられた額の説明、
「石上神宮は「古事記」「日本書紀」に記されている日本最古の神社の一つで・・・古代豪族物部氏の氏神として信仰を集める神社です。・・・」
とあります。
日本神話
後に神武天皇となるイワレは日向を出立し、大和を目指して行軍していた。熊野から上陸し陸路を目指すイワレの軍勢だったが、途中、大熊の毒気に当たって兵士共々倒れてしまった。
何時間たっただろうか、イワレが目を覚ますと、そばにタカクラジという男が立っていて一振りの剣を捧げ持っていた。イワレがその剣を受け取ると、兵士はみなよみがえり立ち上がった。
タカクラジはイワレに言った。
「私の夢の中で、アマテラス大御神とタケミカヅチの神が私に言ったのです。タケミカヅチの神が昔、日本を平定した剣を降ろすから天の御子に届けろと。目を覚ますと蔵の中に剣があったので、急ぎ持ってまいりました」
この剣は今、石上神宮に鎮座している。
その後、古事記には、第11代垂仁天皇の息子のイニシキイリビコが、千振りの太刀を磯上神宮に奉納したという記述も見られます。
広場から楼門に続く参道の一角に手水鉢
重要文化財の楼門。文保2年(西暦1318年)の建立だそうです。鎌倉時代の末期ですね。
国宝に指定されている拝殿。建築様式は鎌倉初期のものだそうです。
奥のほうに本殿の屋根だけ見えます。
ここにタケミカヅチが日本を平定し(とゆーか、わざわざ刃先にあぐらをかくというパフォーマンスをやってオオクニヌシを脅迫し)、タカクラジがイワレに献上して東征軍を救ったという剣が鎮座されているのでしょう。
「布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)」というそうです。
拝殿で手を合わせてから、外に出てきました。
楼門の隣に立つ「神杉」
0743‐62‐0900
天理駅より徒歩30分
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