伊予~土佐 鉄道乗車記 1 -小倉~松山フェリー -/青春18平成29年冬紀行 2日目



「四国の鉄道は、高松を中心として放射状に建設されました。したがって高知・愛媛・徳島の各県から高松へ、そこから宇高連絡船を介して関西・関東方面と連絡するには便利な線形になっています。かつては国策として、中央集権型で鉄道建設を進めてきたからなのでしょう。

その分、高松以外の四国各都市相互間の連絡は不便です。

高知―徳島間ではまだ「徳島線土讃線」、松山-徳島間では「予讃線高徳線」という乗り継ぎルートがありますが、松山―高知間では鉄道線での連絡はまったく現実的ではありません。多度津を経由するか、予土線を経由するか、どちらもかなりの大回りです。」

で、今回、その不便な鉄道で、それも鈍行列車で、愛媛県都・松山から予土線経由で高知県都・高知まで、移動する旅をしたいと思います。

まずやってきたのはJR小倉駅

29年8月、及び10月の四国行きでは天神バスセンター発18時45分発の西鉄高速バス小倉港まで直通しました。これがJRで行くと小倉駅から10分少々歩かなければいけませんが、福岡では少し遅くまでゆっくりできます。例えば博多駅発19時46分の快速門司港行きに乗っても間に合いますし、新幹線だと特急料金970円はかかりますがさらに一時間遅く出ても大丈夫です。

小倉駅の北口を出て、12月の夜、冷たい空気の中歩くこと約10分

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今から乗るフェリーの全景が見えてきました。

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フェリーターミナルとフェリー。

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乗船手続きをして乗り込みます。

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タラップを登り、パブリックスペースに入ります。
今回も2等寝台をとっています。入り口から入ってパブリックスペースを突っ切っていったところが2等船室、および2等寝台です。

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2等寝台、2段ベッドが4組、計8人で1室を使います。


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寝台内、長さ・幅は十分ですが、高さはちょっと低い。身長173センチの私が座ると頭がつかえてしまいます。国鉄・JRの2段式B寝台は座っても十分高さがあったのですが。

さて、前2回のレポートでは小倉港を出港後、関門橋が見えなくなるまでデッキで過ごしました。しかし12月の寒さの中、さすがに変人の私もそれはあんまり・・・と、今回は船内パブリックスペースの片隅にある座敷で就寝まで過ごします。

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その座敷。ここで、小倉駅から調達してきたお弁当をいただきました。
軽食スタンドから生ビールを購入してきましたが、まあなんともおいしいこと( ^ω^)・・・
やがて、出港しました。

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窓から北九州の夜景が見えています。
ゆっくりくつろいで、23時ごろベッドに入りました。
そのまますぐに寝入ってしまいました。
翌朝4時20分ごろ、館内放送で目が覚めました。定刻松山港に入港予定だそうです。

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早朝の船内、パブリックスペース。
そして到着、下船するように案内がありました。タラップを降りていきます。外の空気はやっぱり冷たい。

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船を下りると、今度は長い廊下をひたすら歩きます。

 
 
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今乗ってきた船も見えてます。

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そしてターミナルビルを出て、バス乗り場に行くと、松山市内・道後温泉行のバスが待っていました。

自動券売機があり、そこで切符を買ってから乗るよう案内があり、何人か券売機の前に並んでいます。私はそのまま乗り込みました。
整理券をとって乗って降車時に現金精算しても何の問題ありません。

 
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私は普通バスでは後部のほうに席をとるのですが、今回バスの一番前の席に座りました。
定刻に発車すると、トンネルに入ります。トンネルを抜けると松山市内です。

 
 
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道後温泉まではいかずにJR松山駅で降りました。今乗ってきたバス、前面の行先表示はLEDでしたが、ドア横は手差しのサボです。
(サボは「サイドボード」の略、鉄道用語で側面の行先表示板のこと)


 
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JR松山駅に向かいます。
 
 
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