伊勢神宮参詣記 20
御祭神は猿田彦大神と大田命
はるか神代の昔、サルタビコは天孫二ニギを日向の高千穂まで導いた神様です。
二ニギは皇室の遠祖です
その後はアメノウズメと一緒に伊勢に赴き、この地をはじめ全国の開拓に当たられました
時代は下り11代垂仁天皇の御代、皇女ヤマトヒメが神宮御鎮座の地を求めて巡行されました。サルタビコの後裔である大田命は、サルタビコが開拓された五十鈴の川上の地を献上し、そこに皇大神宮(伊勢神宮内宮)が造営されたということです
手水舎
柄杓はありません
竹筒から流れ出る水をすくって身を清めます
大鳥居をくぐって境内に進んでいきます
鳥居をくぐると、すぐ正面に拝殿です
方位石
昭和11年まで長く御神座があった特別に神聖な場所だそうです
たから石
子宝池
拝殿で手を合わせます
奥に進んでいくと、
柵の向こうにサルタビコが鎮座される本殿の屋根が見えました
境内社の佐瑠女神社(さるめじんじゃ)
ご祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)
アメノウズメはアマテラスの岩戸隠れの神話で岩戸の前で踊り、またサルタビコが天孫ニニギを路案内するために高天原に上ってきたときに出迎えた女神です
その後サルタビコが伊勢に赴くことになった際、ニニギはアメノウズメに
「サルタビコはお前が伊勢まで送り届けよ。また、サルタビコの名はお前が受け継ぐがよい」
と命じました
以来、アメノウズメの子孫は代々「猿女君」(さるめのきみ)を名乗るようになったそうです
猿女君のなかで大和国に本拠地を置いた一族は稗田氏を名乗りました。古事記編纂にかかわった稗田阿礼(ひえだのあれ)もアメノウズメの子孫です。
社殿のように見えたのは覆屋のようで、その中にアメノウズメが鎮座される朱塗りの社殿がありました
佐瑠女神社の横に立つ「招霊(おがたま)の木」
アメノウズメは天岩戸の神話で、この木の枝をもって踊ったそうです
もっともその踊りがストリップショーだったということは、知る人しか知りませんが・・・
こちらはさざれ石
改めて拝殿・本殿裏手に回り、御神田のほうへ
御神田
5月5日には「御田祭」がおこなわれるそうです
では、猿田彦神社の境内を離れて、
令和6年7月末の強い日差しが照り付ける通りを歩いていきます
そして月読宮までやってきました
施設名 | 猿田彦神社 |
所在地 | 三重県伊勢市宇治浦田2‐1‐10 |
電話 | 0596-22-2554 |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | |
交通 | 近鉄 五十鈴川駅より徒歩30分 JR・近鉄 伊勢市駅・近鉄 宇治山田駅より三重交通バス 猿田彦神社前下車すぐ |
バリアフリー情報 | |
駐車場 |
一般参詣は30分無料、祈祷・祈願を受ける場合は90分無料
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令和6年7月現在
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