カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

法領塚古墳 

陸奥国を行く 11

 

宮城県仙台市に来ています

陸奥国分寺跡を見学した後、そのガイダンス施設で近くに法領塚古墳というのがあるのを知って、そこを目指して歩いてきました

 

私立学校の聖ウルスラ学院の塀に沿って歩いていきます
グーグルマップを見ながら、この近くなんだけどどこかな・・と考えながら歩いていると・・・

 

その聖ウルスラ学院の塀に、案内板だけが掲げてありました

法領塚古墳は塀の向こう、聖ウルスラ学院の敷地内にあるようです

 

 

隙間から覗いてみました

古墳らしき塚が見えますが、近づくことはできません

 

引き返して校門まで来てみましたが、閉まっていて中には入れません

 

聖ウルスラ学院に電話してみました

「法領塚古墳の前を通りがかったんですけど、今から見学はできますか?」

「少々お待ちください」

 

そしてだいぶ長い間、保留音が流れて

「見学はできますが、ただいま担当者が居ないので説明はできませんけどよろしいでしょうか」

と返ってきました

 

「はい、お願いします」

と承諾します。

というか、実物を近くで見れたらそれでいいので、

側でごちゃごちゃ解説されてもはっきり言って煩わしいので、そんなのは無いほうがいいです・・・

 

で、

「今どこですか?」

と聞かれたので、周りの様子を説明すると

「そこは裏門ですので、南側に回って受付に申し出てください」

と言われました

 

南側の正門に回り、受付でその旨申し出ると、

事務職員らしき女性の方が出てきて、案内してくれました

 

 

法領塚古墳

ここまで案内していただいた職員の方は、ここで事務室に帰るのかと思いきや、

そばにたってじっとぼくを見ています

 

ぼくは純粋に古墳を見学したいだけなんだが、

不審者として見られているようで、ちょっと気分悪いが・・

 

まあ近年は、特に学校関係はどこもセキュリティが厳しくなってきているからな、仕方がないか・・・

 

古墳時代後期の円墳です

 

このころから古墳祭祀は終焉を迎え、仏教信仰に代わっていきました

 

石室入口には柵が閉まっていて、中には入れません

 

柵の隙間から撮影した石室内部

 

 

 

古墳からは金属器、土師器、須恵器などが発掘されたそうです

 

 

墳丘に近づいてみます

 

 

墳丘に登ってみます

頂上には樹齢150年という仙台市の保存樹であるけやきの木が立っています

 

墳丘の上から見る仙台市

 

樹のそばには一個の石碑が建っていました

「法領権現」「延宝九」という文字が読み取れます

 

延宝9年は1681年、江戸時代、犬公方の徳川綱吉の治世下です

 

下から見上げる法領塚古墳

 

といった感じで、猛暑の中ずっとぼくを見張っていた・・・いや、見守ってくださっていた職員に

「ありがとうございました」

と声をかけて、また校門まで送ってもらいました

 

その道すがら、職員は

「いつもは社会科の先生に案内してもらうんですけど、今は授業中で・・・」

などと言ってました

 

施設名 法領塚古墳
所在地 宮城県仙台市若林区一本杉町1
電話   022-214-8892(仙台市教育委員会文化財課)
  022-286-3577(聖ウルスラ学院英知高等学校)
FAX   022-214-8399(仙台市教育委員会文化財課)
営業時間  
定休日  
料金 無料
交通 仙台市営地下鉄 東西線 薬師堂駅より徒歩20分
バリアフリー情報

 
駐車場  

令和5年7月現在

(学校敷地内に有り、通常は立ち入れません。見学の際は事前に聖ウルスラ学院へ問い合わせてください)

 

 



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