日向三代を訪ねて 31
では、 槵觸神社を後にして、もと来た道を少し戻ります。
つぎは「天真名井」(あめのまない)まで行って見ましょう。
表通りから外れた、こちらのようです。
ここのようです
注連縄が貼ってある巨木の根元で水が湧き出しています。
これが「天真名井」のようです。
天孫ニニギ(日向三代の初代)は、母神アマテラスの命を受けて子の高千穂の地に降り立ちました。
しかしこの地には水がなかったので、随伴してきた神の一人が再び高天原に戻り、天真名井の水をここに持ってきた・・ということですね。
天真名井というのは高天原に湧き出ているという神聖な泉です。アマテラスとスサノオは高天原で対峙し、それぞれの持ち物をこの天真名井の水で清めてから子を産みました。
アマテラスからは5人の男児が産まれました。このうち長男オシホミミの子がこの高千穂の地に降り立った天孫ニニギです。
またスサノオからは宗像大社に鎮座される宗像三女神が産まれました。
石段の上には小さな祠が祀ってあります。
そして高天原から移設されたという天真名井
洞の中からはきれいな水が湧き、澄んだ音を奏でてました。
近くの川のせせらぎの音とのハーモニーが心地よく響きます。
短い動画にしてみました。
天の真名井から離れて、川を渡ったところに「夜泣き石」というのがあるそうです。
村に災いがあるときはうごめいて知らせたことから「夜泣き石」といわれています。
日向三代の初代ニニギの后・コノハナサクヤビメや、二代目ホオリの后トヨタマビメ、三代目ウガヤフキアエズの后タマヨリビメにかかわる伝説があるようですね。
では、そこから少し歩いて
荒立宮の参道入口にやってきました。
天真名井
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井472
電話 0982‐73‐1273(高千穂観光協会)
延岡駅より宮崎交通バス高千穂バスセンター行1時間20分(バイパス経由)~1時間40分(旧道経由)、高千穂バスセンター下車、徒歩10分
高千穂バスセンターには福岡・熊本からの高速バスも停車する。また土休日に限り宮崎からも運行される。
駐車場 無
前<<< 槵躅神社 後編 - カリバ旅行記
次>>> 荒立神社 - カリバ旅行記
≪古事記の話≫
≪タクロウ作成のサイト≫
鉄道唱歌の話
温泉の話
駅弁の話
古事記の話
古事記ゆかりの地を訪ねて
≪参考リンク≫
高千穂観光協会 天真名井