カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

荒立神社

日向三代を訪ねて 32

 

f:id:karibatakurou:20201128091010j:plain

 天真名井を後にして、荒立神社の参道入口までやってきました。

 

 

f:id:karibatakurou:20201128090819j:plain

 御祭神はサルタヒコとウズメ

 

サルタヒコはニニギ(日向三代の初代)が降臨される際、日本から迎えに行き、くしふる嶽まで道案内した国津神(日本生まれの神/高天原で生まれた「天津神」の対義語)です。

 

またウズメはアマテラスが天岩戸に籠った時に活躍した女神です。ニニギの降臨の際は日本から上ってきたサルタヒコに、その正体を訪ね明らかにしました。

 

 

f:id:karibatakurou:20201128091235j:plain

 

ウズメとサルタビコはその後、結婚したともいわれています。

 

荒立宮は、二神の結婚後の新居の跡なのだそうです。

切り出したばかりの荒木で立てたので「荒立宮」なのだそうです。

 

ただしこの話は古事記には出てきません。この土地の伝承でしょう。

 

f:id:karibatakurou:20201128091506j:plain

参道を進むとやがて、神社が見えてきました。 

 

f:id:karibatakurou:20201128091805j:plain

 荒立宮

 

ニニギたちを道案内したサルタヒコは今では「道祖伸」として、また踊り子のウズメは「芸能の神」として信仰されています。

 

f:id:karibatakurou:20201128092148j:plain

 

ちなみに古事記では、ウズメに送られてサルタビコは故郷の伊勢に帰りましたが、そこで漁をしていて、貝に挟まれ溺れたことになっています。

 古事記には二神が結婚したというような記述はありません。

 

f:id:karibatakurou:20201128103933j:plain

 手水舎

 

 

f:id:karibatakurou:20201128104330j:plain

 

 

f:id:karibatakurou:20201128104712j:plain

 拝殿

手を合わせます。

 

f:id:karibatakurou:20201128105425j:plain

 

 

f:id:karibatakurou:20201128110414j:plain

 奥には末社と、何やら歌碑

 

 

f:id:karibatakurou:20201130035129j:plain

 奥の本殿

 

本殿の横を通り、裏に回ります。

 

f:id:karibatakurou:20201130035510j:plain

 なにやらいろいろありますが

 

f:id:karibatakurou:20201130035725j:plain

 「昭和初期神代川 天真名井上流 麻コギ小屋」

・・て、なんだろう・・

 ・・・意味不明、分かりません。

 

f:id:karibatakurou:20201130040205j:plain

 再び表に回ると

 

f:id:karibatakurou:20201130040545j:plain

屋久杉だそうです

 

では、境内を出てきました

 

f:id:karibatakurou:20201130040755j:plain

 荒立神社の前から見る神話の里の光景

 

荒立神社

宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井667
電話 0982‐72‐2368
延岡駅より宮崎交通バス高千穂バスセンター行1時間20分(バイパス経由)~1時間40分(旧道経由)、高千穂バスセンター下車、徒歩10分
 高千穂バスセンターには福岡・熊本からの高速バスも停車する。
駐車場 有

 

 前<<<  天真名井 - カリバ旅行記

 次>>>  高千穂神社 前編 - カリバ旅行記

 

 

古事記の話≫

 

  サルタビコ、案内役となる
  高千穂に降臨する
  サルタビコ、故郷へ帰る

 

 ≪タクロウ作成のサイト≫

鉄道唱歌の話
温泉の話
駅弁の話
古事記の話
古事記ゆかりの地を訪ねて

≪参考リンク≫

高千穂観光協会 荒立神社