日向三代を訪ねて 32
天真名井を後にして、荒立神社の参道入口までやってきました。
御祭神はサルタヒコとウズメ
サルタヒコはニニギ(日向三代の初代)が降臨される際、日本から迎えに行き、くしふる嶽まで道案内した国津神(日本生まれの神/高天原で生まれた「天津神」の対義語)です。
またウズメはアマテラスが天岩戸に籠った時に活躍した女神です。ニニギの降臨の際は日本から上ってきたサルタヒコに、その正体を訪ね明らかにしました。
ウズメとサルタビコはその後、結婚したともいわれています。
荒立宮は、二神の結婚後の新居の跡なのだそうです。
切り出したばかりの荒木で立てたので「荒立宮」なのだそうです。
ただしこの話は古事記には出てきません。この土地の伝承でしょう。
参道を進むとやがて、神社が見えてきました。
荒立宮
ニニギたちを道案内したサルタヒコは今では「道祖伸」として、また踊り子のウズメは「芸能の神」として信仰されています。
ちなみに古事記では、ウズメに送られてサルタビコは故郷の伊勢に帰りましたが、そこで漁をしていて、貝に挟まれ溺れたことになっています。
古事記には二神が結婚したというような記述はありません。
手水舎
拝殿
手を合わせます。
奥には末社と、何やら歌碑
奥の本殿
本殿の横を通り、裏に回ります。
なにやらいろいろありますが
「昭和初期神代川 天真名井上流 麻コギ小屋」
・・て、なんだろう・・
・・・意味不明、分かりません。
再び表に回ると
屋久杉だそうです
では、境内を出てきました
荒立神社の前から見る神話の里の光景
荒立神社
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井667
電話 0982‐72‐2368
延岡駅より宮崎交通バス高千穂バスセンター行1時間20分(バイパス経由)~1時間40分(旧道経由)、高千穂バスセンター下車、徒歩10分
高千穂バスセンターには福岡・熊本からの高速バスも停車する。
駐車場 有
前<<< 天真名井 - カリバ旅行記
次>>> 高千穂神社 前編 - カリバ旅行記
≪古事記の話≫
サルタビコ、案内役となる
高千穂に降臨する
サルタビコ、故郷へ帰る
≪タクロウ作成のサイト≫
鉄道唱歌の話
温泉の話
駅弁の話
古事記の話
古事記ゆかりの地を訪ねて
≪参考リンク≫
高千穂観光協会 荒立神社