山の神を訪ねて 10
では、奥の院・生樹の御門のほうへ行って見ます。
矢印の方向へ、神社の境内に沿って歩いていきます。
ここ左に曲がるようです。
「生樹」、ここにきてその読み方が分かりました。「いきき」と読むようです。
路地の裏を通っていきます。
路地裏から山の中へ
矢印に従って進んでいきます。
分かれ道のところにあった 「越智玉澄腰掛(おちたまずみこしかけいし)」
この石の由来が何なのか、 看板には何の説明もありません。
細い道をさらにたどっていった先
見えてきました。
大きな樹の根元が洞(うろ)となっており、そこに石段が作られていて向こう側に通り抜けられるようになっている・・
生きた樹の門だから「生樹の御門(いききのごもん)」というわけね・・
昭和26年指定の天然記念物
「樹齢三千年の老楠、根回り三十一メートルに及ぶ。真中が自然の洞をなし、奥の院参拝の通路となるので、生樹の御門と言われている」
では、石段を登ってみます。
これはさすがに、こしかがめないとくぐれない。
とはいえ、そんなに苦労することなく通り抜けました。
手掛かりとなる石や木の根は、多くの人が触ってテカテカになってました。
潜り抜けて、下のほうを振り返ります。
前を見ると、細い道が続いています。その先、奥の院があるはず。
で、進んでいきますと
木造の建物があって、中に人がいる様子。
あちゃー、よその民家に入ってしまったか・・・と思ったが、なんか違うような感じ。
建物の中には、数人の女性が座ってました。
ぼくが近づくと、中から「こんにちは」の声。
「こんにちは・・・あの、ここが奥の院、ですか」
「はい、そうです」
「ああ、そうなんですね。ここってお寺さん、ですか?」
「はい。普段は無人なんですけど、今日はお接待の日なのでこうやって集まっています。どうぞ」
と言われて渡されたのは、小さなかっぱえびせんの袋。ありがたくいただきました。
旧大三島町(現今治市)が指定した文化財の阿弥陀三尊像があるそうですが、中に見える暖簾の奥に安置されているのでしょうか、そのお姿は確認できません。
お賽銭を奉納し、手を合わせてから、中の方々に「ありがとうございます」と声をかけてそこを離れました。
草むらの中にも同じ内容の石碑。
「生樹の御門」の横には、普通に舗装された道が通っています。
帰りはそちらのほうを通って、大山祇神社の境内に戻ってきました。
そのまま神社を突っ切ってバス乗り場に戻ります。
バス停の横にはしゃれた大きな建物があります。
「大三島美術館」だそうです。
反対側の隣、食べ物屋さんらしいのですが、なんか行列ができてました。
もうお昼時からは時間が過ぎているのだが、それでこの行列・・・なんかの有名店なのかな
そうこうしている内にやってきました、大山祇神社前を13時32分に発車する松山市駅行き特急バス
井口港まで戻ってきました。
バスはもと来た道を戻ります。バス停につくたび乗客が数人ずつ乗り込んできました。
今治駅前14時37分着。
ここで降ります。
ここで降りる客もいますが、乗ってくる客もそれなりに居ました。
来るときは松山市からぼく一人だけ乗せてきたバスですが、これから松山市へ向かうバスの乗車率はそこそこ良いようです。
施設名 | 大山祇神社奥の院・生樹の御門 |
所在地 | 愛媛県今治市大三島町宮浦 |
電話 | 0897-82-0032(大山祇神社) |
開園時間 | |
料金 | 拝観料無料 |
交通 | せとうちバス大山祇神社前下車 ☆伊予鉄道松山市駅より2時間17分 ☆JR今治駅より1時間 広島・福山方面からは大三島バスストップで上記バスに乗り換え バス停より大山祇神社境内を通り徒歩10分ほど |
駐車場 | 大山祇神社駐車場を利用 |
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≪参考≫
今治地方観光協会 大山祇神社
せとうちバス