香椎線は宇美・糟屋の炭鉱から産出された石炭を博多湾沿いの西戸崎港まで運ぶ目的で建設された運炭線です。石炭産業衰退後はいわゆる赤字ローカル線となっていましたが、JR化後に列車の増発が行われました。現在では20分おきに運行する福岡近郊の通勤通学路線となっています。
全線非電化、国鉄40系気動車での運行ですが、今年3月のダイヤ改正で蓄電池電車BEC819系に置き換えられる予定だそうです。
志賀島は日本史でおなじみ、「漢委奴國王」の金印が出土した地ですね。道路は島を一周してますが、集落は島の西側にあり、志賀・弘・勝馬の三つの地区に分かれています。
写真に写っている駅前の停留所から出るのは、志賀島を半周し志賀・弘を通って勝馬まで行くバスの停留所です。
少し離れた表通りにもバス停があり、こちらは福岡市中心部の天神から直通してくるバスが発着し、志賀島の入り口、志賀集落止まりとなります。
そこに志賀島のほうから来た西戸崎止まりのバスがやってきました。折り返し9時17分発勝馬行きとなります。
定刻、発車します。
西戸崎の市街地を抜けると、両側が松原の中を走ります。
そして海沿いに。両側に海が広がり、砂浜となっております。こちらは西側、博多湾です。
こちらは東側、玄海灘。白波がたっています。
志賀島は地形学的には「陸繋島」と呼ばれるもので、もともと島だったものが、潮流の影響により砂洲が堆積して陸続きとなったものです。
そして志賀島に上陸。志賀の集落を走ります。福岡の中心・天神から走ってきたバスはここで終点となり、この先弘・勝馬まで行くには西戸崎発のバスに乗り換えとなります。
バスは海岸沿いに。島の西側、博多湾に沿って走ります。
「金印塚」バス停。金印公園が整備されています。
漢委奴國王の金印が出土した地ですね。
バスは進み
ここは「蒙古塚」
鎌倉時代の蒙古襲来の際、戦死した元軍兵士の霊を静めるために建立されたそうです。
バスは弘の集落の中を抜けていきます。
再び海岸沿いを走り、
バスは進み
勝馬の集落に入ります。
島を周回する道路を離れて内陸のほうにバスは入りました。
そして終点、勝馬着。
回送されていくバスを見送ります。
今回レポートの第一目的は「志賀島温泉」
しかしそれは先ほど通った志賀島国民休暇村の中にあります。行き過ぎてしまったので、バスで来た道を歩いて戻ります。
松原の中を歩き
海岸に出てみました。
志賀海神社の沖津宮があり、大潮の干潮の時だけ歩いて渡れるそうです。
少し海岸を歩いてきましたが
この先、歩けそうにないので引き返します。
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