福岡市の東、香椎に来ています。
早朝の海岸沿いの遊歩道。
干潟で海鳥が休んでいます。
九州北部には神功皇后にまつわる伝承地が数多くあります。記紀(古事記・日本書紀)に記載があるものでも香椎宮、宇美八幡宮、鎭懐石八幡宮、垂綸石、等々。
記紀に記載のないものまで含めると、宮地嶽神社からその土地の郷土史研究家しか知らないような小さな石碑まで、大小さまざま残っています。
・・・と、この文章を拙ブログで載せるの三回目ですが、今日は香椎宮を訪ねてみます。
その前に、御島(みしま)神社を訪ねてみます。
海の中に鳥居が立っており、朝日に照らされています。
香椎周辺の博多湾は埋め立てが進み、この御島神社周辺の干潟を取り囲むようにぐるりと埋め立て地と人工島が取り囲んでいます。
岩場に立っている鳥居が朝日に照らされ、その横に小さな祠が立っています。
その向こう側の岩場にも小さな祠が立っています。
日本書紀には神功皇后が朝鮮出兵の前、香椎潟で髪を解いて海水ですすぎ、戦果を占ったと記載があります。御島神社がその場所だそうです。
御祭神は海の神、ワダツミの神だそうです。
遊歩道から手を合わせます。
昔は香椎潟と呼ばれ、このあたり一帯一面の干潟でした
昔はここよりずっと内陸のほう、今のJR鹿児島本線・西鉄貝塚線の辺りが海岸線でした。
両鉄道線は明治・大正期の地図を見ると、まさに香椎潟の海岸線に沿って敷かれており、場所によっては干潟の中に築堤を築いて走っています。
昭和の初めより少しずつ埋め立てが進み、今では列車の窓から海を見ることは全くできません。
もう少し先のほうに進んでみました。
マンションに囲まれ、わずかに残った香椎潟に朝日が昇ってきます。
今まで休んでいた海鳥たちが、一斉に飛び立っていきました。
では、また来た道を戻ります。
陸側の正面から御島神社を望みます。
鳥居の向こうは人工島、マンションが立ち並んでいますが、
ちょっと昔、数十年前まではこの御島神社の向こうに玄界灘の海原が広がっていました。
案内板、字がかすれて読みにくいが、神功皇后の伝説が記載してあります。
この案内板のそば、御島神社の鳥居の陸側正面
そこにも鳥居が立っています。
扁額には「香椎宮」と彫ってあります。
この鳥居の先、香椎宮です。
鳥居の脇の道路を歩いて香椎宮に向かいます。
施設名 | 御島神社 |
所在地 | 福岡県福岡市東区 |
電話 | 092-681-1001(香椎宮社務所) |
開園時間 | 通常、上陸はできません。 |
料金 | |
交通 | |
駐車場 | 無 |
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香椎宮 御島神社