カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

古湯温泉 旅館つかさ  平成29年夏

旅館つかさ、古湯温泉の旅館街、ほぼ中央部にあります。久々にここにお風呂に入りにやってきました。

先週は梅雨末期の大雨でしたが、今日はもう真夏の猛暑です。
 
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飾り気のない、昭和時代そのままといった旅館です。
 
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午前10時過ぎ、玄関から中に入ろうとすると、泊り明けの宿泊客がチェックアウトしているようでした。しばらく待ち、落ち着いてから。玄関から中に入ります。
 
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玄関には花火大会のポスター。8月18日だそうです。
 
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中に入り、こんにちは~と声をかけます。出てきた宿の方に日帰り入浴を申し込みました。
フロントで入浴料500円を払います。「タオルはありますか」「貴重品はフロントに預けてください」前来た時と同じことを言われました。前来たときと同じくどちらも辞退しましたが、うれしい心遣いですね。
 
廊下の奥の浴室まで案内していただきました。脱衣室に通され「古湯温泉はぬるめのお湯ですので」と言われて宿の方は出ていきました。
・・・これも前来た時と同じ・・・とゆーか前来たときは、玄関で
入浴を申し込むと、いきなり「ぬるいお湯だがいいか?」と警告されたっけ・・・
 
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脱衣室。藤製のかごが無造作に並んでます。チェックアウト時刻の直後だからまだ片付いていないのでしょう。
 
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脱衣室内、温泉成分の表示の下にはわざわざ「38度」の表示。そんなに「ぬるい」と苦情を言う客が多いのか?
 
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脱衣室からのぞいた浴室内、それほど広くはありません。入って右側に洗い場、その奥にL字型に浴槽が配置されています。浴槽は二つに分かれています。
 
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正面タイルには色っぽい浮世絵、この宿の温泉の特徴です。
 
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入って左側の浴槽、湯の湧出口が二つありますが、奥(写真右)からは湯は出ていません。手前、壁で隠れているところから湯が出ています。
 
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その湧出口、皿の中央から湯が沸き出てきて、樋のようなものを伝って浴槽に流れ込んでいます。こちらの浴槽は、入浴には程よい少しぬるめのお湯です。
窓から見えるのはプラスチック製の竹垣、その向こうは隣の建物の壁で、まったく展望はききません。
 
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一方、右側の、青いタイル張りの小さな浴槽、こちらの湯温はかなり低く、普通に入浴するにはぬるいです。と言っても熊ノ川浴場の源泉浴槽ほどではありませんが。
そして、こちらの浴槽には
 
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常時湯の出ている湧出口はありません。しかし客が水栓をひねると熱湯が出てきて好みの温度に調節できる仕組みのようです。やっぱぬるいと苦情を言う客が多いんでこーゆーつくりにしたんだろーか・・・
試しにひねってみると、しばらく水が出て、だんだんそれが熱い湯に変わっていきました。湯が出始めるとすぐに止めました。あんまり熱くすると、ぬるゆの古湯温泉が台無しだ。
 
二つの浴槽の仕切りの下のほうには細いパイプが埋め込んで会って、そこで両浴槽がつながっているようでした。しかしあまりに細く一本だけなので、両浴槽間の水の循環はほとんどありません。そのためサイホンの原理で水量は保たれますが、客が熱湯を継ぎ足さない限り右側の小さな浴槽は時間とともに冷めていくようです。
 
すなわち小さいほうの浴槽は源泉ではなく、いったん温めたお湯が冷めたもののようだが、でもこっちのほうが古湯温泉のぬるゆ湯に近いように感じます。
 
そんなこんなで右と左の浴槽に交互にゆっくりつかっていました。古湯独特のアルカリ性の湯は、肌にしっとりとなじんでいきます。
途中から入ってくる客もなく、最後まで私一人で占領してしまいました。
浴室から出るとすでに正午前、1時間30分以上経過していました。
 
外に出ると、すでに強い夏の日差しでした。

旅館つかさ
佐賀市富士町古湯865
電話0952‐58‐2211
 
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