カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

木漏れ陽

 

今日は朝から熊の川温泉ちどりの湯に浸かっていました。

少し早めに湯を出て、車を飛ばします。目指すは「木漏れ陽」、そばの芽料理で名が知られる有名店です。

国道323号を山のほうに飛ばし、古湯温泉トンネルを抜けて、嘉瀬川ダムにかかる銀河大橋を渡って福岡方面へ。途中「木漏れ陽」へ誘導する小さな案内看板がいくつもあります。
北山窯の横・下合瀬の大カツラへの入り口を過ぎると二車線だった道路は狭い一本道となります。そのまま進むと、木漏れ陽へ行く分岐点に至ります。
分岐点から道路は右にゆるくカーブしていて、右に行くとさと山の横を通って福岡に至ります。この分岐点から直進するような形で別れる細い道があり、こっちが木漏れ陽に至ります。

こんな先にお店があるんかいな・・・と思うような細い道を登っていき、案内板に従って左に曲がると、そこにありました。

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駐車場に車を停めて、上がっていきます。

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奥のほうに入り口があるようです。
中に入り、お店の方に「一人ですけど入れますか?」と言うと、座敷席の小さな卓に案内してもらえました。

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店内、時刻は11時の開店直後、それほど客の姿はありません。

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低い壁の向こうののテーブルでは「そばの芽」を栽培しているのでしょうか。

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座敷の一角には色紙がいっぱい、中には鳩山邦夫とか、仲代達矢といった、日本では誰もが知っているような名前もあります。それほどの有名店のようです。

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卓の上にあったメニュー表、

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表紙をめくります。
このお店は北山蕎麦を栽培している友田農園の直営みたいです。
その次から料理のページでした。

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そこへ先の店員さんが、紫色のシートを敷いてその上に箸とそば茶、蕎麦チップス?を運んできました。

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コースメニューの一番最初にあった1950円の「檜」を注文します。
「そば雑炊と混ぜご飯のどちらにしますか」と聞いてくるので、そば雑炊を選択。
待ってる間、メニュー表をめくってみます。

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料理の次のページからは、北山蕎麦の解説がこまごまと載っていました。
そのうち運ばれてきたのは・・・

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そばの芽サラダ、そばの芽の和え物、そばの芽ジュース。まさにそばの芽尽くしです。

さらに塩とそばつゆ、ジュースの陰になっている皿には薬味のねぎとわさび、大根おろしが乗っています。塩はそばにつけて食べるそうですが・・・

まずはジュースを一口。甘くて独特の風味が広がります。
そしてサラダと和え物を一口ずついただきました。柔らかく、新鮮な歯触りと香りです。

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次にそば豆腐が運ばれてきました。
揚げだし豆腐のようです。ほんのりと温かく、周りはサクサクの衣、しかし中は滑らかな、独特の触感です。

そうこうしているうちに店内は少しずつ込み合ってきました。

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そばの芽を栽培しているテーブルに着席する客の姿も。

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そしてメインのそばが運ばれてきました。思っていたより白く透明感のあるそばでした。

店員さんは「最初は塩でお召し上がりください」と言います。
そこでそばの隅に塩を少しだけ振りかけていただいてみます。
うん・・・なるほど、これは確かにそば本来の風味が味わえる食べ方だ。つゆの味ではない、蕎麦そのものの味です。
つゆにつけたり、塩をかけたり、薬味を入れたりしていろいろ味わっていますと

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運ばれてきたのは、そば雑炊とそばの芽ゼリー、蕎麦湯。
雑炊というより、お吸い物のような感じですね。
いただいてみますと・・・

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これはコメじゃないな・・・おそらくそばの実でしょう。
コメよりも粒はかなり大きく、粘り気はなく、サクサクしている感じです。
こんなところまでそばとは・・・恐れ入りました。
食事をきれいにいただき、残ったつゆを蕎麦湯で割ってこれもきれいにいただきました。

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最後にゼリー・・・とゆーより羊羹のような感じです。上にちょこっと粒あんが乗っています。程よい甘さで、最後まできれいにいただきました。

この店、そばをつかった「ガレット」というのもあるようだが、今回頼んだコースには入ってませんでした。まあでも、ここまでで腹いっぱい、次に来たときにしよう。

もう正午近くになっていました。
入り口横のレジで会計を済まし、外に出ますと・・・

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なんと、外にはずらーり、順番を待つ人の姿が・・・相当な人気店のようです。
夏の暑い日差しの中、ご苦労さんですな。

車を運転して帰ります。
しかしその帰り道にも、店に向かう車が次々とやってきて、細い道の離合には苦労しました。

木漏れ陽

佐賀市富士町上合瀬453-1
電話   0952-57-2873


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