九州横断バス旅行 番外1 ・ 鉄輪温泉街 からつづく
今日の宿、鉄輪温泉(かんなわおんせん)のさくら屋です。
引き戸を開けて、中に入ります。
う~ん、なんというか・・・ここは旅館なんですけど、高級旅館とは違った、今日街中を歩き回った感じと共通する、なんともいえない雰囲気があります。
とにかく、こんにちはーと声をかけると、おかみさんが出てきました。レジカードを記入してから、部屋に案内してもらいました。
部屋に入ります。控えの間も、トイレも洗面台もなし。料金やすいからね、楽天トラベルで、2食付9,000円でした。
炬燵!!!
最初から布団が敷いてありました。それは別によいのだが・・・
コンセントひとつ取ってみても年代物。
とゆーか、部屋にあるコンセント、みんな柱に後付けのもの。電気器具なんて照明以外にほとんどなかった、昭和20年代とか、30年代初めの建物なのか・・・
そんな部屋に、薄型テレビがなんともミスマッチです。なんか、室内アンテナが立っている四足のブラウン管テレビのほうが似合いそうなんですが・・・
廊下もなんとなく・・・まあ・・・
写真には撮ってませんが、男性用トイレの小便器なんかは昔ながらのアサガオ、水を流すのに光センサーはおろか、押しボタン(これも今ほとんど見ませんが)さえありません。蛇口の水栓をひねって水を出して流して、また手動でとめるものでした。
古い旅館の建物に感心しながら、浴室に向かいます。
この建物、宿泊客の好みによっては大きく評価が分かれそうです。
浴室。さくら屋さんには大浴場はなく、家族湯が二つあるようです。
浴槽のお湯は、かなり熱い!鉄輪温泉は源泉温度96度ですもんね。浴槽のそばには水道があり、ホースからだいぶ多量の水を入れてから入りました。
泉質は「ナトリウム塩化物泉」と表示されてます。鉄分も多量に含まれているようで、赤さびっぽいにおいがします。浴槽には赤茶けた湯の花がこびりついています。
ゆっくり入ってから、部屋に戻りました。
少しの間のんびりしていると、アルバイトのスタッフでしょうか、若い兄ちゃんが部屋に食事を運んできました。
値段を考えると上等です。
冷たいビールと一緒におなかいっぱいいただきました。
その最中に若い兄ちゃんが来て「朝食は下の広間に来てもらっていいですか」と言いました。まあ、いいんだけど、客が食事の最中に言いに来んでもいいだろう・・・
さて翌朝、もう一度入浴してから、朝食時間に1階に降りていきました。すると・・・
そこは広間ではなく普段は客室らしい小さな部屋、小さな炬燵に向かい合わせに二人分セッティングされている。今日は私のほかに、おっさんが一人泊まってたようだったが、まさかそのおっさんと向かい合って朝飯食うの・・・と思ってたら、そのまさかだった。さすがに、これはやめてよ・・・
この値段で朝食も部屋に持って来い、なんて言わないが・・・テーブルは離してよ!
ここは旅館です、ユースホステルでもゲストハウスでもありません。しかも部屋食を売りにしています。そういうところを選んで泊まる客は、プライバシーを重視してるとなぜかんがえないのだろうか。
私はこれまで各地の旅館・民宿・ペンションに一人で泊まってきましたが、見知らぬ客と相席させられたのはこれが初めてです。
浮かない気持ちで鉄輪口停留所へ歩いて向かい、福岡行きの高速バスに乗って帰途に向かいました。
おわり
一日一回ずつアップロードして、全部で15回、ご覧になっていただいた皆様、ありがとうございました。
旅館さくらや
別府市鉄輪風呂本3組
0977-66-2328
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おかげさまで、ずっと九州旅行ランキング一位でした
今後しばらくupの予定ないんで、徐々に下がっていくでしょうけど