白山神社　 - カリバー旅行記

陸奥国を行く　8

宮城県仙台市、聖武天皇の詔により建立された陸奥国分寺に来ています

広大な敷地の一角に建つ白山神社

陸奥国分寺創建期（8世紀後半）に地元の守護神として祀られたそうです

現地案内板では御祭神はわかりませんが、wikipediaによると御祭神はイザナギ・イザナミ、それに菊理媛命となっています

拝殿の背後に建つ本殿

仙台藩第二代藩主伊達忠宗により寛永17年（1640年）に再建されたもので、宮城県指定有形文化財だそうです

白山神社は全国に約2000社あり、石川県白山市の白山比咩神社を総本社としています

御祭神の菊理媛命（くくりひめ）というのは、日本書紀の一書（別伝）に一瞬だけ出てくる神様です

火の神を産んで死んだ妻イザナミを現生に戻すために迎えに行ったイザナギ。しかしイザナミから「わたしを見ないで」と言われたにもかかわらずその姿を見てしまい、言い争いとなって二神は離婚します

この時、イザナミの言葉をイザナギに伝えたのが「泉守道者」（よもつちもりびと）で、さらに「菊理媛命」が一言申し添えた、と日本書記にしるされています

菊理媛命が何といったのかは書いてありません

拝殿・本殿の向かって左側に境内社が三つ並んでいます

雷神宮

さらにその奥、

赤い鳥居の先にある境内社には、左右に神社名の札が掲げてあります

左側には「稲荷明神」、右側には「紫神社」

本殿右奥には天満宮

では、境内を離れて、陸奥国分寺敷地内の参道を大通りに向かって歩いていきます

白山神社参道入口に立つ鳥居