はかた号で関東へ 2
博多から新宿まで行く日本最長距離を走る路線バス「はかた号」に乗っています
バスは福岡市内から福岡都市高速道路に入ったところです
だんだん陽が落ちていきます
ぼくは進行方向左側の最前列「プレミアムシート」に席を取っていますが、壁の一部が前面展望できるようになっています
やがてバスは北九州都市高速道路に入り、黒崎インターチェンジで高速道を降りて一般道に入ります
インターチェンジを降りた場所にある引野口停留所に停車
ここでの乗車客はありませんでした
バスは北九州市内に入り、
砂津停留所に停まります
ここでも乗車客はありません
そして小倉駅前停留所
ここで数人乗ってきました
小倉を出ると、あとは新宿まで乗降無しで突っ走ります
プレミアムシートは4席中3席が埋まり、ビジネスシートは窓側席が埋まって中央席が空いている、って感じでしょうか
閑散期である6月の平日としてはなかなかの乗車率ではないでしょうか
バスは北九州市内を走っていきます
ここらで弁当を開きます
博多駅の駅弁「豊後牛博多明太弁当」
柔らかい牛肉の上に大きな辛子明太子
一緒に買ってきたビールと一緒においしくいただきました
こうして大っぴらに弁当を食べれるのも個室のプレミアムシートならでは
一般の夜行バスの3列シートでは、なかなか周囲に気兼ねしてしまってお弁当など食べられない
誰の視線もない中で、流れる夜景を見ながらお弁当を食べてビールをいただく・・
なんという贅沢!!
そうこうしているうちに20時50分、佐波川SA(さばがわサービスエリア)に到着
20分間の解放休憩となります
バスは22時10分に発車します
発車後、車内は消灯となります
と言っても、プレミアムシートはほとんど個室です
室内の照明は明るくするのも真っ暗にするのも自由だし、窓のカーテンも明けるも閉めるも自由です。
通常の夜行バスでは消灯後は窓の遮光カーテンを開けることはできません。
でもプレミアムシートは自分一人だけの空間だけに、カーテンを開けて流れる夜景を楽しむことができます
そんなわけで、カーテンは全開にしたまま、リクライニングを最大まで倒して窓の外の流れる夜景を見ていましたが、そのうち寝てしまいました
なんとなく目が覚めたのが2時25分、三木サービスエリアに停車中でした
乗務員の交代のための停車で、乗客は外に出ることはできません
再びバスは走りだし、次に目が覚めたのが、
4時13分、鈴鹿パーキングエリアでした
日の長い季節の今、すでに空は明るくなりかけています
朝焼けの中をバスは走っていき、
4時37分、揖斐川を渡り、
4時39分、木曽川を渡ります
名古屋港を見ながら進んでいきます
大河や港湾を長大な橋梁で次々とぶっ飛ばしていきます。
5時53分、今度は天竜川を渡ります
6時12分、昔は「越すに越されぬ」と歌われた大井川もすっ飛ばしていきます
6時20分、前方のカーテンが明けられ、
静岡サービスエリアに到着しました
6時40分まで解放休憩となります
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