今日は所用あって車で佐賀に来ています。
で、用事が済んだら車飛ばして久留米のほうへ。国道264号線を東に進み、筑後川を渡ります。
やって来たのは水天宮、ここ久留米の水天宮は、全国にある水天宮の総本宮です。
駐車場に車を入れて、いったん表の通りへ。
水天宮の参道入り口。
正面の土手の向こう、筑後川です。
堤防の階段上がると筑後川が見渡せます。
戻って参道入り口へ。 鳥居に拝礼して奥に進みます。
境内に入ると、摂末社とか石碑とか、いろんなものがありました。
まず隅のほうにあるのが「軍艦千歳」の石碑。
千歳は昭和13年就役、大東亜戦争に参戦し昭和19年にレイテ沖海戦に戦没した航空母艦で、艦名は筑後川の別称「千歳川」からとられたそうです。
摂社の眞木神社。主祭神の眞木和泉守保臣は水天宮の22代宮司で明治維新の指導者だったそうです。
山梔窩(くちなしのや)、眞木和泉守が謹慎した小屋を再現したものだそうです。
その眞木さんの銅像
裏手には、何やら小さな石碑やら胸像やらが並んでました。
参道を奥に進みます。
祭神の筆頭に、日本で最初に生まれた神アメノミナカヌシがありますが、これは幕末・維新の前後に追加されたものだそうです(wikipediaより)
もともとの祭神は安徳天皇、建礼門院(平徳子・たいらのとくこ、安徳天皇の母)、二位の尼(平時子・たいらのときこ、平徳子の母)ですね。
壇ノ浦の戦いでは源義経が勝利し、二位の尼・平時子が、孫である幼い安徳天皇を抱いて海に飛びこみ、平家は滅亡しました。
寿永4年(1185年)、建礼門院に仕えていた女官、按察使の局(あぜちのつぼね)伊勢が筑後川河畔の鷺野に落ち延びて、建久初年(1190年代)に祠を建てたのが水天宮の始まりだそうです。
手水舎で禊をして
先に進みます
拝殿。お賽銭を奉納し手を合わせます。
拝殿の後ろにある本殿ですね。
本殿の西側には摂末社がふたつならんでいます。
千代松神社、水天宮の創設者・按察使局伊勢を祀ってあるそうです。
その奥、秋葉神社。祭神はアジスキタカヒコネ。
オオクニヌシと宗像三女神の一人タギリヒメとの間に生まれた子です。
古事記においては、友人の葬式に参列したはいいがそこで暴れるという、はた迷惑な神として記されています。
出雲国風土記においては、生後、大人になるまで全く言葉が通じなかった神として描かれています。
どっちにしても特に功績をあげた神というわけではなさそうですが・・・京都の加茂神社の主祭神として祭られている神様です。
東側、筑後川のほとりには水神社。
祭神はミツハノメとウガヤフキアエズ。
イザナミは火の神を産んだとき、重度のやけどを負いました。イザナミは苦しみの余り失禁し、その時の尿から生まれた神がミツハノメで、水の神とされています。
また、ウガヤフキアエズは天皇家の祖先で山幸彦ことホデリの命と、海神の娘トヨタマヒメとの間に生まれた子です。
まあ、海神の血をひいてるから、水に関係あると言えばあるが・・・
施設名 | 水天宮 |
所在地 | 福岡県久留米市瀬下町265-1 |
電話 | 0942-32-3207 |
開園時間 | |
料金 | 拝観料無料 |
交通 | JR久留米駅より徒歩10分 |
駐車場 | 有 |
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