お石茶屋


さて、ここから太宰府天満宮の奥、天開稲荷にお参りします。けど、その前にちょっと寄るところがあります。
太宰府天満宮の裏手には何軒かのお茶屋さんがあって、昼食をいただいたり、梅ヶ枝餅をいただきながらお茶を飲んで休憩できます。
で、そのお茶屋さんの一番奥まったところにあるのは

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「お石茶屋」です。

江崎イシ、明治32年太宰府の造り酒屋を営む江崎家の長女として生まれる。母親が酒屋の片手間に太宰府の境内で開いていた店を継いだ時に屋号を「お石茶屋」と改める。彼女の美しさと気っ風の良さで「おイシしゃんの店」とよばれ、地元の評判となる。
やがて政友会の大物で福岡県選出の代議士、野田卯太郎の目に留まり、その名声は中央まで聞こえるようになった。
高松宮殿下、野口雨情、吉井勇犬養毅松岡洋右佐藤栄作、長谷川和夫、高峰峰子・・・なども訪れた、そうな。

 
 
 
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中に入ります。

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時刻はまだ10時30分ごろ、時間帯を考えるとなかなかの客の入りです。お石茶屋は10時から店を開いているようです。

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先に注文して会計をするシステムのようです。

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入って右手のレジで「お石弁当」とビールを注文しました。

店内に戻り、窓の外が見える奥のテーブル席にかけます。
 
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テーブルの上のメニュー表

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窓外、秋の日差しの下、参詣客が行きかっています。

先に瓶ビールと、小さな薬缶に入ったお茶が運ばれてきました。
朝からビールを少しづついただきながら待ちます。

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運ばれてきたお石弁当、思ったより小ぢんまりしてました。

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でもおいしそう。

十字に仕切られた左上が「海老すり身上げ」、右下が「ごま豆腐」ですね。
だしが聞いたやさしい味で、おいしくいただきました。
ゆっくりいただきました。

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店内には「おイシしゃん」こと江崎イシと、訪れた客の写真が飾ってあります。
江崎イシは昭和51年、独身のまま76歳で亡くなったそうです。

外に出ます。

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店の前にある歌碑、吉井勇大宰府のお石の茶屋に餅食へば旅の愁ひもいつか忘れむ」

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店の奥には店外席も設けられており、少し色づいた秋の木々の下で幾人かが食事をしていました。

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