カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

名尾庵




今日は久しぶりに、朝から熊の川温泉の熊ノ川浴場に来ております。
 
熊ノ川浴場の隣に建っていた廃旅館は取り壊され、真新しい更地になっていました。
 
よく晴れた日曜日ですが、浴室内は空いておりました。1時間30分ばかり、湯・・・とゆーか、ちょっと温かい水、といーますか・・・源泉かけ流し加温なしの浴槽に浸かっておりました。
 
熊ノ川浴場を出た後、車で名尾庵へ向かいます。鶏めしで有名なところで、遠方にも名が知られているそうです。
 
熊の川温泉を出て国道323号を少し佐賀市のほうへ進みます。親水公園の先、湯の里橋を嘉瀬川の対岸に渡り県道209号へ。そのまま東にまっすぐ進み、国道263号も突っ切ってさらにまっすぐ山道を進みます。ところどころ、名尾和紙工房への案内看板が出ているので、それに従っていくといいでしょう。
その名尾和紙工房も過ぎてさらにしばらく行くと「鶏めし 炭火焼 名尾庵」の白い看板が見えてきます。
 
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熊の川温泉からはおおよそ15分といったところでしょうか。それこそ車以外には一切到達手段がないところです。
この先、少し左のわき道に入ったところに駐車場があります。
駐車場の隣に店舗があるらしいのですが・・・
 
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案内看板の先にあるのは普通の家みたい・・・
 
そこで一人の初老の女性が草取りに精を出していました。私の姿を見ると「いらっしゃいませ」と声をかけます。
「こんにちは~ひとりですけど入れますか?」とかえすと「どうぞ、あちらへ」と、やっぱり民家の玄関のほうを指さします。
こっちでいいのかなーと進んでいくと
 
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玄関のわきを通り、裏庭のほうへ進んでいくみたいです。
 
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春夏冬中」・・・「秋無い中」・・・「商い中」、すなわち営業中とゆーことね。
 
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その先、この中が食堂のようです。
中には先客が2人、炭火焼をしてました。中には店員もいなければ、レジや厨房のようなものもありません。
 
周りには似たような木造の建物がいくつか並んでいて、斜め向かいの建物には「御会計」の札が下がっています。
そこをのぞくと、調理場があってそこにお店の方が一人がおりました。その方に案内されてさっきの建物内へ。
「竹炭」「松梅」「名尾庵」の三種類のセットメニューがあるようです。炭火焼は少々苦手なので、から揚げの松梅を注文します。
 
 
 
 
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独特の味わいがある店内です。
 
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とても見晴らしよく、山田では田植えの準備が進んでいます。
待つほどもなく先の方が料理を運んできました。「揚げたてです」といわれます。
 
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ではいただきまーす。
ご飯に手を伸ばします。だしがしっかり効いています。薄切りの鶏肉が入っていて、しっかりした歯ごたえがありました。
から揚げに手を伸ばします。衣はかりっとしていて、中の肉は程よく柔らかく、これもなかなかの美味。
 
お店の方が顔を出したので、盆の端に載っている紅い木の実が何か聞いてみました。『うずらうめ』というそうです。木の実を口に入れると、ほのかに甘く、また酸っぱい味がしました。種が大きく果肉が少なく、品種改良されていない野生の実といった感じです。
そんなこんなで、初夏の山里の空気を感じながらゆっくりいただきました。
 
 


食べ終わって外に出ます。「御会計」の建物をのぞくと無人。しばらくその辺を見まわしています。

 
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奥の建物、今日は締まっていましたが、中は座敷になっているようです。写真右の開いたドアが「御会計」の札が下がった調理場のある建物です。
 
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棚の上には生きた猫さんが丸まっていました。
そうこうしているうちに先の方が戻ってきましたので「御会計」の建物の中で会計をします。ちょうど1500円でした。
 
満足し、また庭を通り、玄関前を過ぎて駐車場へ。まだ草取りしてました女性に「ありがとう、おいしかったです」と声をかけ車に戻りました。
 
名尾庵→ http://naoan.com/
 
 
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