伊予国を行く 24
石段を登っていきます
軽之神社は、この後訪れる比翼塚とともに、今回の愛媛行きで一番行きたかったところです
石段を登りきると、正面に拝殿
軽之神社は、木梨軽太子と軽大郎女を祀ってあります
御祭神の二人は第19代允恭天皇の子で、同母の兄妹です。
木梨軽太子(きなしのかるのみこ、以下カルと表記)は皇太子として次期天皇になる立場にありました。
また、軽大郎女(かるのおおいつらめ)はあまりの美しさに光が服を通して出ているようだというので衣通郎女(そとおりのいつらめ)とも呼ばれていました(以下、ソトオリと表記)
しかしこの二人は兄妹で恋に落ちてしまいました。兄妹で愛し合うことは、当時であってもタブーとされていました
このことが朝廷に知れ渡るとカルは朝廷に反乱を企て、捕らえられて伊予の湯(道後温泉)に流されました
都に残されたソトオリはカルを追って伊予までたどり着き、そこでカルとともに自害して果てたといいます
以上は古事記の話で、日本書紀では伊予に流されたのはソトオリの方で、カルは都で自決したことになっています
拝殿
拝殿の内部
奥にもう一つ社殿があります(幣殿?)
さらにその奥、本殿でしょうか
カルとソトオリの兄妹は、今はここで仲良く鎮座されているのでしょうね
さらにその奥にはもう一つ社殿が建っています
こちらの社殿は何でしょう
なんか倉庫っぽいけど。・・
神社の横は溜池になっています
築堤に小さなお堂が建っており、
お堂の中には石仏が安置されていました
築堤から見る松山郊外の街
軽之神社を離れて、カルとソトオリの墓と伝えられる比翼塚に向かって歩いていきます
施設名 | 軽之神社 |
所在地 | 愛媛県松山市姫原町奥の谷74 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | ☆伊予鉄道松山市駅より伊予鉄バス北条線 姫原下車徒歩10分 |
バリアフリー情報 |
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駐車場 | 無 |
令和5年9月現在
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