仙台を早朝に出て、常磐線の上り鈍行列車でいわきまでやってきました
さらに乗り換えて進んでいきます
いわき8時42分発水戸行き鈍行列車
3扉セミクロスの車内
定刻に発車し電車は進んでいきます
昭和31年に現駅名に改称されるまでは綴駅と称していました
泉駅
綴湯本をあとにして
ゆくや泉の驛の傍
しるべの札の文字みれば
小名濱までは道一理
「吹く風を 勿来の関と 思えども 道もせに散る 山桜かな」
と歌に詠んだことで知られています
道もせに散る花よりも
世に芳ばしき名を留めし
八幡太郎が歌のあと
勿來の關も見てゆかん
昭和25年に現駅名に改称されるまでは「関本駅」と称していました
關本おりて平潟の
港にやどる人もあり
岩の中道ふみわけて
磯うつ波も聞きがてら
あひて別れて別れては
またあふ海と磯の松
磯原すぎて高萩に
假るや旅寢の高枕
昭和14年に現駅名に改称されるまでは「助川駅」と称していました
こちらも昭和14年に改称されました。それまでは「下孫駅」と称していました
久慈川を渡ります
東海駅
人口3万7千人の「村」の代表駅です
そして電車は茨木県の県都、水戸へ入ります
終点の水戸、10時10分着
助川さして潮あびに
ゆけや下孫孫も子も
驛夫の聲におどろけば
いつしか水戶は來りたり
三家の中に勤王の
その名知られし水戶の藩
わするな義公が撰びたる
大日本史のその功
文武の道を弘めたる
弘道館の跡とへば
のこる千本の梅が香は
雪の下よりにほふなり
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