武雄温泉　殿様湯 - カリバ旅行記

嬉野から武雄へ　6

嬉野温泉からバスに乗って武雄温泉まで移動してきました

楼門内の貸切湯

受付まで行き、殿様湯の入浴を申し込みます

受付は貸切湯である殿様湯・家老湯・柄崎亭いずれも共通の窓口となっています

殿様湯の平日料金で3800円、支払います

ちょっと高いな・・・

昨年12月に来た時は平日3300円と案内されていたが、いつの間にか500円も値上がりしている・・

料金を支払うと、係員に案内されて石段を降りて、

一段下にある建物へ
入口は家老湯と共通になっています

中に入って、下足箱に靴を入れて、

「急ですから足元にお気を付けください」と係員に言われながら、階段を上ります

扉をあけると

座敷まで案内してくれた係員は

「熱かったら浴室内の電話で連絡してください。湯を止めますので」

と言って、戻っていきました

障子を開けると、小さな縁側があり、その奥に洗面台が設置されていました

座敷の一角にある戸を開けると、

浴室に続く急な階段が伸びています

降りていきますと、

脱衣スペースがあり、さらにその下に浴槽が見えています

武雄市観光協会のサイトによると

「江戸時代中期、領主　武雄鍋島氏の専用風呂として造られた総大理石の見事な風呂です。『江戸参府紀行』には、武雄を訪れたシーボルトが殿様湯に入浴した様子が紹介されています」

なんだだそうです

浴室内に一つだけあるシャワーで体洗ってから、

ざぶんと入ります

・・・う・・・熱い・・・

木筒から熱い湯がじゃんじゃん出ているそばに、水栓がありました

いっぱいまでひねって水を出しましたが、これでは全然ぬるくなる様子はありません

係員は「熱かったら電話してください、湯を止めますので」って言ってたな・・

これか・・・

受話器をとった・・・コール音が鳴る。

しかし出ない・・・何やってんだ・・・

仕方なく湯に戻るが、やっぱり熱い・・・

こりゃたまらんとまた電話するが、やっぱり出ない・・・

しばらくその繰り返し

フロントに電話したって出ないじゃないか！！

少々怒り気味になってきながら、何度目かの電話をかけたとき

・・「はい」という声が聞こえた・・やっと出た！

もう怒鳴りつけてやりたかったが、その気持ちを抑えながら、静かに「お湯が熱いんですけど・・・」というと

「わかりました」という声が聞こえて、湯がピタッと止まりました

後は水をジャンジャン入れて適温まで調節しました

やれやれ・・・

「家来」がこんなんじゃ、殿様気分もへったくれもねーな・・・

まあでも、湯温さえちょうど良ければ、さらりとした肌触りのいい湯です

時間いっぱいまで、ゆっくり入っていました

さて、湯から上がってから、武雄温泉駅まで戻ってきました

ここから福岡まで帰ります

やってきた江北行きの鈍行列車は、ハイブリッド気動車のYC1系

最近のJR九州車両の、この趣味悪い、無駄なキラキラ感、本当に嫌い。

もうちょっと落ち着いたデザインにできないものかとほんとに思う

なんかネガティブな表現ばっかりになってしまった殿様湯のレポートでしたが、

今年春の青春18 きっぷ２日目日帰り旅、お開きにさせていただきます

最後までお読みいただきありがとうございました

施設名	殿様湯
所在地	佐賀県武雄市武雄町武雄7425
電話	0954-22-2001
温泉名	武雄温泉
源泉名	武雄温泉　第5号源泉　武雄温泉　第6号源泉
泉温	44.5度　48.9度
泉質	アルカリ性単純温泉（　低張性　アルカリ性　　高温泉）
利用形態料金・営業時間	宿泊　不可（敷地内に旅館楼門停あり）日帰り　可　／　平日3800円：土休日4300円　／　　　　　10：00～23：00
浴槽の管理	循環濾過加温有り塩素系薬剤使用
浴槽の種類	男女別　露天　無　内湯　無	混浴　露天　無　内湯　無	家族・貸切　露天　無　　内湯　有
備品・設備	ボディソープ　　有シャンプー　　有タオル(日帰り) 　有ドライヤー　　　有ロッカー
自動販売機	ソフトドリンク　　　　アルコール飲料　　瓶入り牛乳　　　　アイスクリーム　　その他
食事処	無
アクセス	JR武雄温泉駅より徒歩15分
駐車場	有
温泉について	神宮皇后が凱旋の際、太刀の柄で岩を一突して湯が湧出したと言われている。肥前国風土記にも記述がある歴史ある温泉。