木花神社 前編

日向神話を訪ねる旅 4

 

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 木花駅から踏切を渡って木花神社へ向かいます。

 

花神社参詣は最初の予定にはありませんでした。

しかし北郷駅で一本前の列車に乗ることができ、時間ができたので立ち寄ってみます。

 

 

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 携帯電話の地図を見ながらやってきました。

この坂を上ったところが木花神社のようです。

 

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 坂道を登っていきますと

 

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 参道の入り口がありました。

 

 

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 青島神社にあったのと同じ案内板

 

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花神社の御祭神は 天孫ニニギとその后、コノハナサクヤヒメです。

 

 

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  この木花神社はニニギが巡幸の際に置かれた行宮の跡だそうです。

 

アマテラスの孫、ニニギは高天原から日向に降臨し、そこで出会ったコノハナサクヤビメに求婚しました。

これを聞いたコノハナサクヤビメの父オオヤマツミはとても喜び、姉のイワナガヒメを添えてニニギのもとに嫁がせました。しかしイワナガヒメはとても醜く、ニニギは送り返してしまいました。

 

 

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オオヤマツミ

コノハナサクヤビメには花の咲くような繁栄を、イワナガヒメには岩のように末長い命を願って送り出した。しかしコノハナサクヤビメだけを娶りイワナガヒメは返したので、天の御子の命は花のように短いものとなるだろう」

といいました。

 

こうして皇室は天の神の子孫でありながら限られた短い命になったということです。

 

 

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その後、コノハナサクヤビメは懐妊しました。しかしニニギは「お前、それは浮気した相手の子ではないか」と疑います。

 

これにキレたコノハナサクヤビメは

「ならば証明してみせましょう。天つ神の子なら無事産まれてきます。そうでなければ無事に生まれてはこないでしょう」

というと、産屋に籠り、出入り口を土で塗り固めて外に出られないようにしました。

そして産屋に火をつけ、燃え盛る中で出産しました。

 

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コノハナサクヤビメは無事にホデリ、ホスセリ、ホオリの三皇子を出産しました。

 

長男ホデリは後に海幸彦として、三男ホオリは山幸彦として、海幸山幸の神話で活躍します。

次男ホスセリはこの後の記述がありません。

 

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 何やら石碑が並んでいて、その向こうに小さな手水舎があります。

 

 

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 振り返ると、木花の里が見渡せました。

 

 

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 手水舎

 

 

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 境内にはお社がいくつか並んでいます。

 

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 拝殿

 

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 奥の本殿

 

さて、この木花神社の境内には

 

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 「無戸室(うつむろ)の跡」があります。

苔むした石で囲まれた構造物

 

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 コノハナサクヤビメが火をつけて三皇子を出産した産屋の跡だそうです。

 

無戸室の跡の伝承地は、西都市都万神社近くにも残っています。

もちろん神話なので、どちらが本物というわけでもないでしょう。

 

花神
宮崎県宮崎市熊野9508
電話 0985-58-0229
JR日南線木花駅より徒歩15分
駐車場 有

 

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≪参考リンク≫

宮崎市観光協会 木花神社