カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

法華寺(今治市)

伊予国を行く 4

 

愛媛県今治市法華寺まで歩いてきました

 

法華寺聖武天皇の詔により全国に建てられた国分尼寺のひとつです

国分尼寺は今では廃絶しその跡もわからなくなっているものが多い中、伊予の国分尼寺は現在まで法灯を伝えています。

 

かつては今治市立桜井小学校から伊予桜井駅付近までの広大な寺域を有していましたが、中世の戦乱により焼失し、寛永2年(1625年)に現在の高台に移ったそうです

 

石段の脇に小さな手水鉢

 

 

 

弘法大師ゆかりの霊場の砂が納められているという石段を登っていきます

 

平安時代弘仁6年(815年)に弘法大師空海が訪れて真言の教えを説かれ、真言宗に改宗したそうです

 

補陀落山」の扁額がかかる山門をくぐり、

 

 

境内に入ります

 

 

梵鐘

 

梵鐘のそばの石仏

 

 

伊予府中十三石仏霊場の第十番・阿弥陀如来だそうです

 

梵鐘の奥、一段高い所に建つお堂

 

扁額には「弘法」と書いてあるのでしょうか

 

お堂の横に付属する「おびんずるさま」

 

賓頭盧(びんずる)というのは釈迦の弟子のひとりで「ピンドーラ・バーラドヴァ―ジャ」というのが元の名前だそうです

 

境内の一角、慈母観音

 

こちらは寺務所でしょうか

寺務所に続くお堂は本堂でしょうか

 

本堂と思われるお堂

 

扁額には、何と書いてあるのかな?・・・

 

弘法大師千百五十年御遠忌記念樹の「三鈷の松」

 

「御遠忌」(ごおんき)というのは仏教諸宗において歴代の上人の百年以上の年忌で、50年ごとに行われる大きな法要だそうです

 

弘法大師の像でしょうか

 

さて、山門から入って正面に石段が続いています

 

登ってみますと、そこに小さなお堂がありました

 

石段の上に建つお堂

 

さらにその先、石仏が並んでおり、

先に進んでいってみると、お墓があって、

 

眼下には国道196号線が貫いていました

 

引き返して、石段を降り、さらに山門を通って降りていきます

 

境内を出て、

 

今治市立桜井小学校の横を通っていきます

かつては桜井小学校のあたりに伊予国府があったそうですが、詳細は分かっていません

 

県道156号桜井山路線から法華寺への参道の入り口に建つ寺号標

施設名 法華寺
所在地 愛媛県今治市桜井甲3-243-4
電話 0898-48-0251
FAX  
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通 JR伊予桜井駅より徒歩10分
バリアフリー情報
国道196号線に面した駐車場より段差なしで境内に入れる。専用駐車スペース・多目的トイレ有
駐車場

 令和5年9月現在

 

 

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