カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

岩屋寺石仏

 

大分に来ています。

元町石仏に参詣した後、岩屋寺石仏へ向かって歩いています。

 

バス停の名称は「古国府」(ふるごう)

 

このあたり、かつて豊後国国府があったとされています

 

そして、岩屋寺石仏までやってきました

 

 

 

 

上屋根に覆われた摩崖仏

 

 

12世紀頃(平安時代末期)の作と考えられているそうです。

 

全部で17体の磨崖仏からなり、

 

中央に薬師如来、左に釈迦如来坐像、右に阿弥陀如来像が配されているそうですが

 

風化して判然としません

 

結構高くて、転落防止柵も無い

足踏み外したら、自分がホトケになりそう

 

 

上の方にも石段が続いていましたが、草に覆われて登れませんでした

 

そして横には謎の彫刻

 

 

 

なんかよく分かりません

 

また元の道を歩いて戻ります

 

バスを降りた元町停留所を過ぎて、

 

住宅に挟まれてひっそりあるのが、百合若大臣の伝説が残る「まこもが池」だそうです。

 

 

百合若大臣というのは伝説上の人物で、豊後の国司でした。在任中に蒙古が日本に侵攻し、百合若は出陣して功を上げ蒙古を撃退しました。しかし部下の別府太郎に裏切られ、玄界灘の孤島に取り残されます。

 

別府太郎は豊後の国司の地位を奪い、百合若の妻であった春日姫に結婚を迫ります。しかし春日姫はこれになびかず、怒った別府太郎は春日姫をまこもが池に沈めて処刑しようとしました。これを知った門脇の翁という人物が、自分の娘の万寿姫を身代わりに池に沈めました。

 

島を脱出して別府太郎を征伐し、復讐を果たして再び豊後の国司に返り咲いた百合若は、門脇の翁を筑紫の荘園の政所に任命し、万寿姫を弔う菰山万寿寺(まこもさんまんじゅじ)を創建したそうです。

 

 

 

 

万寿姫が鎮められたというまこもが池

 

「池」なのかな?水は溜まっておらず、コンクリートブロックに挟まれた狭いスペースに草が生い茂っているだけ

 

 

まこもが池を離れて、また元町停留所まで戻ってきました

 

そばの久大本線を200系気動車が駆け抜けて行きました

 

施設名 岩屋寺石仏
所在地 大分県大分市上野丘東5
電話 097-537-5639(大分市文化財課)
FAX  
営業時間  
定休日  
料金 無料
交通 大分駅前3番バス乗り場より大分バス元町方面いきに乗車、古国府または岩屋寺下車徒歩5分
久大本線古国府駅より徒歩10分
バリアフリー情報  
駐車場

 令和4年11月現在

 

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≪参考リンク≫

岩屋寺石仏 大分市観光協会
まこもが池 大分市観光協会