カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

銀鏡神社 前編

さて、宮崎に泊まった翌日、宮崎駅前のカーシェア事務所へ。そこでクルマを借りてきました。

 

宮崎市内を抜けて、国道219号線に入り、西都市のほうへ。

西都の市街地を抜けて、昨年訪れた西都原古墳群の横を通り、山の中に分け入っていきます。

 

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 一ノ瀬川に沿って山の中に入っていきます。

昨日までの雨降りから一転して今日はいい天気です。

 

 

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 一ノ瀬ダムの横を通り

 

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 ダム湖の脇を通り抜けて、しばらく行くと

 

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 主要地方道39号線が分かれていきます。ここから39号線のほうに入っていきます。

 

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 目指すは銀鏡神社(しろみじんじゃ)

 

この先、ところどころ離合もできないような狭い道でした。慎重に運転してクルマを進めていきます。

 

そして「東米良山の駅 銀鏡」の手前の交差点を右折し、銀鏡川を渡り、その先に、

 

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 三叉路があり、そこで右折し登内川を渡って、クルマを進めていきます。

 

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 そしてようやくたどり着きました、目指してきた銀鏡神社

 

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 案内図には駐車場が載っています。

そこまで行くと・・

 

 

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 まだ早朝の、田舎の神社なのに、クルマがいっぱい停まっていました。

え?・・・なんかおかしいな・・

 

どうもこの横の工場の駐車場になっているらしく、出勤してきたらしき人がクルマ停めて工場のほうに降りていっています。

ここでいいのかな・・・

 

でも案内板にあった駐車場の位置は、確かにここだし・・・

 

どうも腑に落ちんが、工場の方には何も言われなかったので、ここにクルマ停めました。

神社に向かって歩きます。

 

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 改めて、銀鏡神社の門前までやってきました。

 

 

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鳥居の横にあった小ぶりな手水舎 

 

 

 

 

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 ご祭神の筆頭にイワナガヒメ

 

イワナガヒメ天孫ニニギの后となったコノハナサクヤビメの姉です。コノハナサクヤビメと一緒にニニギのもとに輿入れしました。しかし容姿が醜かったイワナガヒメをニニギは拒絶します。

 

その夜、イワナガヒメが改めて鏡を見ると、そこにはあたかも龍のような醜い自分の姿が映っていました。嘆き悲しんだイワナガヒメは、鏡を投げました。鏡は龍房山の木に引っ掛かり、辺りを昼間のように明るく照らした、と云います。

 

銀鏡神社ではこの鏡が御神体として祀ってあります。

 

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次に記してあるご祭神のオオヤマツミは、イワナガヒメコノハナサクヤヒメの父親です。

 

天孫ニニギがコノハナサクヤヒメだけをめとりイワナガヒメを帰したとき、オオヤマツミ

「天の御子の御代は木の花のごとく栄えるが、そのお命は木の花のように短くなるだろう。岩のような長寿を願って送り出したイワナガヒメを帰したのだから」

と言いました。

 

この時から天つ神の子孫であっても皇室は短い限られた命となったそうです。

 

ちなみにもう一柱のご祭神、懐良親王(かねよししんのう)は後醍醐天皇の皇子で、建武の新政が崩壊した後、九州で南朝を盛り返そうと策を練っていたそうです。この地にも訪れたという伝説があるようです。

 

 

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 さて、参道入り口の両脇には末社が祀られています。

向かって右側、小さなお社の上に屋根が掛けられ保護されています。

案内板によると「住吉神社」だそうです。住吉神社というからには住吉三神を祀ってあるのでしょう。

 

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案内板には参道の両側に「猿田彦大神」 と載ってますが、この石柱のことでしょう。こちらは向かって右側の猿田彦大神

サルタビコは天孫ニニギの道案内をしたことから道の神として祀られています。

 

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こちらは向かって左側の末社「御手洗神社」こちらの末社も上屋根をかけて保護してあります。「みたらいじんじゃ」とよむのでしょうね。ご祭神は分かりません。

御手洗 神社の隣には「水神石」というのがあるようですが、どれなのか確認できませんでした。

 

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 そして写り悪いですが、向かって左側の「猿田彦大神

 

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 鳥居の真上から朝日が昇ってきました。

参道の石段を登っていきます。

 

施設名 銀鏡神社(しろみじんじゃ)
所在地 宮崎県西都市銀鏡492
電話 0983-46-2123
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通 公共交通機関での参詣は現実的には不可能。最寄りの宮崎交通一ノ瀬停留所からは約9km離れ、歩くと二時間はかかると思われる。銀鏡神社前までコミュニティバスが通じてはいるが、朝の上り一本、夕方の下り一本のみで日帰りの参詣には使えない。
 
駐車場

 

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