夏の暑い日、昼下がりに古湯温泉にやってきました。佐賀市役所富士支所横の駐車場に車を停めて旅館街に向かいます。
今日目指すは大和屋、明治35年創業の老舗だそうです。
なんだか高級そうな作りです。暖簾をくぐって中に入ります。がらーんとしています。
こんにちは~と声をかけました。しばし待つと、宿の方が出てきました。和服姿の年配の女性です。
「日帰り入浴、できますか」というと、「どうぞどうぞ」という返事。宿の方の返事も宿ごとに異なっていて、なかなか面白いものがあります。
フロントで500円払います。「お風呂は2階です。階段を上がってまっすぐ行って突き当りです」と言われ、階段の上り口まで案内していただきました。
いわれた通り、階段を上がって廊下を突き抜けると浴室がありました。暖簾をくぐって中に入ります。
脱衣室には中央に棚と藤製のかごが置いてあり、一角にはロッカーがあります。壁には何やらいっぱい貼ってありました。入浴回数券のお知らせ、朝食の卵かけごはんの紹介、燃料代の高騰につき冬季は入浴料700円にします、等々。
脱衣室から浴室をのぞいてみると、一瞬全体が露天風呂かと思いました。
よく見ると正面に大きなガラスがあり、浴室全体に自然光が降り注いでいます。ガラスの隅に扉があり、その向こうに露天風呂があります。
体を洗い、まずは露天風呂に入ってみます。お湯はなんだか熱い感じがしました。
真夏の真っ青な青空が見えて、まぶしいぐらいの日差しが照っていました。長い間ここにいたらおもいっきり日焼けしそうです。
内湯に移動します。こっちは外よりぬるい気がします。
普通は逆なのですが、外湯は強烈な日光で湯が暖められているのでしょうか。今日は猛暑日、最高気温は37度と予想されています。
浴室内には誰もいないので、カメラを持ち込んで写真を何枚も撮りました。他に入浴客がいたらもちろんできません。
何はともあれ、小一時間、低温の内湯とやや熱い外湯に交互につかってました。
大和屋さんを後にして通りに出ると暑い!真夏の真っ只中です。歩いて駐車場に戻ります。
旅館ゑびす屋、今はもう廃業しているようです。
古湯温泉には14軒の入浴施設があり、これまで英龍温泉、幸屋、千曲荘、つかさに続いて大和屋で5軒目です。次はどこの湯に入ろうかな~
大和屋
大和屋へのご予約も行えます。