出雲国風土記の伝承地を訪ねて 23 / 青春18令和4年春紀行 最終日
万九千社・立虫神社に参詣した後、グーグルマップを見ながら歩いてきました。
「富神社」(とびじんじゃ)
なかなか縁起の良い名前の神社です。
なにやら岩がふたつ、その隣に鎖で囲まれた若木
「天皇陛下御即位奉祝記念植樹」
今は令和4年4月、なので植えて4年目の若木なんですね。
主祭神はヤツカミヅオミヅノ
国引き神話の神様です。
富神社は出雲国風土記の出雲郡に「出雲社」(いずものやしろ)として記載されているそうです。
ただし、ぼくが持っている講談社学術文庫の「出雲国風土記」を見ると、出雲社の注釈として「出雲市長浜町の長浜神社、出雲市別所町の諏訪神社などをあてる説がある」
と記されています。
富神社は「など」に含まれている程度の扱いです。
鳥居をくぐり、境内へ。
小ぶりな手水舎
富神社には、社殿や末社の一つ一つにこのような詳しい案内板が設置されていました。
神社に置かれている手水舎は、もともと「禊」(みそぎ)の儀式が簡略されたものです。
黄泉の国から帰ってきたイザナギが川に入って穢れを落としたのが禊ですね。
髄神門をくぐり、中へ
髄神門で左右を守っているのはクシイワマドとトヨイワマド
天孫降臨の場面で二ニギに随伴する神として登場します。
拝殿
手を合わせます
拝殿の一角に置いてあった「富町石」
箱を開けてみると、写真のような分銅型の石が二つほど入っていました。
ひとつ2000円、箱の中の料金箱に自分でお金を入れていただくようです。
富待石はお受けせず、そのまま箱のふたを閉じました。
ヤツカミヅオミヅノが鎮座される本殿。
施設名 | 富神社 |
所在地 | 島根県出雲市斐川町富村595 |
電話 | 0853-43-2025 |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 山陰本線直江駅より徒歩15分 |
バリアフリー情報 | 境内段差無し |
駐車場 | 無 |
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