紀伊国を行く 9
安原八幡神社に参詣した後、
その安原八幡神社の奥社である武内神社まで歩いてきました
武内神社は武内宿祢の生家だそうです
武内宿祢は景行・成務・仲哀・応仁・仁徳の5代の天皇に仕え300年生きたという伝説上の人物です
日本書紀によると、第12代景行天皇が紀伊国に巡幸しようとしたが、占いでよくない結果が出たので中止した。代わりに第8代孝元天皇の孫である屋主忍男武雄心命(やぬしおしおたけおごころのみこと)を派遣したところ、そこで現地の豪族の娘を娶って産まれたのが武内宿祢だそうです。
また古事記によると、第8代孝元天皇の子である比古布都押信命(ひこふつおしおまことのみこと)が木の国(紀伊国)の国造の妹との間に生まれたのが武内宿祢(古事記での表記は建内宿祢)となっています
境内
境内には武内宿祢が産湯を使ったという井戸が残されています
江戸時代の紀州徳川家では、子が生まれると長寿を願って必ずこの井戸の水を産湯に使たそうな
暴れん坊将軍吉宗もここで産湯を使ったんだろうか
プレハブの社殿(社務所?)の奥に拝所が設けられています
拝所の奥に進むことはできませんが、
中をのぞくと、石碑と社殿が建っていました
本殿でしょう
御祭神は武内宿祢でしょうね
石碑には「武内宿祢誕生所」と彫ってあります
横の方、柵の隙間から見る本殿
そして境内の一角に建つ社殿
「長寿殿」と扁額がかかっております
中にはふたが閉まったつるべ井戸と、石碑がひとつ
これが武内宿祢が産湯を使った井戸なんですね
石碑には「たけうちたん志‶やうの井」と彫ってあります
「武内誕生の井」ということですね
施設名 | 武内神社 |
所在地 | 和歌山県和歌山市松原91 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 和歌山電鐵 岡崎前駅より徒歩35分 |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無 |
令和6年10月現在
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