指宿市考古博物館　時遊館COCCOはしむれ　よそおい・くらし

薩摩国を行く　23

鹿児島県指宿市の指宿市考古博物館　時遊館 COCCOはしむれに来ています

古い教育を受けた方の中には、縄文人と言えば「毛皮をまとった原始人」というイメージを持たれている方も多いかと思います

実際はこのように、植物性の繊維で織られた衣類を着ていました

もちろん、原始人などではなく、三内丸山遺跡などの発掘結果からもわかるように、当時は世界でも高度な文明をもった民族でありました。

回で作られた装身具

古代の埋葬の様子

そこから順路を進むと、

こんな空間に出ました

古代の村の様子が再現されているようです

これは火を起こす道具ですね

「弓錐（ゆみきり）」と言います。

現在ではマッチでもライターでもチャッカマンでも使って簡単に火は起こせますが、昔は火をおこすのもひと作業でした。

・・・と思ったら、現在でも市販されているようなんです。どんな時に使うんだろう・・

農具と薪、竹籠でしょうか

竪穴住居の中に入ることができます

中には炉が作られていました

別の竪穴住居に入ってみます

中では古代人たちが仕事をしていました

銅鏡ですね

アマテラスの岩戸隠れの神話に見られるように、実用具というより呪具・神具として使われていたと考えられます

光が反射し自分の姿が鮮明に映る鏡に、古代の人々は神秘的なものを感じたのでしょう

こちらは鉄器ですね