出雲国風土記を巡る旅 令和5年1月編 15
山陰本線直江駅で列車をおりてグーグルマップを見ながら歩いてきました
目指すは「加毛利神社」(かもりじんじゃ)ですが、どこかな・・・
さんざんさがしましたが、ここから入ればいいようです
標識も案内板も何もないので、非常にわかりにくいです
場所としては「斐川新川簡易郵便局」から南西側に少し進んだところ、「メゾンFine」の看板がかかっているビルの向かい側から入り
株式会社越河(グーグルマップ上の表記は「島根コシカワ」)の前を通り過ぎて進んでいきます
道路は新建川に沿って進んでいき、
そして突き当り、
この左手が目指す加毛利神社のようです
石段を登っていきます
境内へ
なんでもこの神社には、鳥居がないそうです
御祭神は天津日高彦火火出見命(あまつひこひこほほでみのみこと)
海幸山幸の神話で活躍する山幸彦のことです
創建は不明
山幸彦の妃トヨタマビメが御子のウガヤフキアエズを出産するとき、多くのカニが集まりました。側に仕えていた神がカニを掃いてお守りしたそうです。
その神にカニモリ(蟹守)の名が与えられ、それがカモン(掃部)→カモリ(加毛守)→神守、と変化していったそうです。
神守はここの地名です
加毛利神社の御祭神はアマテラスの子孫、すなわち天つ神です。
なので鳥居は国つ神であるオオクニヌシが鎮座される出雲大社よりも大きなものでなくてはなりません。
しかしそんな大きな鳥居は建てられないので、最初から鳥居が無いんだそうな
山幸彦とトヨタマヒメに仕えた蟹守の後裔がこの地に移り住み、山幸彦と后のトヨタマヒメ、御子のウガヤフキアエズを祀った、ということですね。
出雲国風土記には出雲郡の寺社の項目に「加毛利社」として記載されています。
手水舎
水はありません
石段を上り、
拝殿前まで登ってきました
拝殿
手を合わせます
奥の本殿の片側は、なにやら覆いで囲まれています
反対側には覆いはありません
山幸彦が鎮座される本殿
注連縄が張られた大木
御神木でしょうか
境内の摂末社
案内板にあった、トヨタマヒメの妹でウガヤフキアエズの妃、タマヨリヒメを祀る「御崎さん」でしょう
と、いった感じで、一通り参詣して、
外に出てきました
新建川に沿って、案内板にあった境外社の「大歳神社」を目指して歩いていきます
施設名 | 加毛利神社 |
所在地 | 島根県出雲市斐川町神氷神守1779 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 |
JR直江駅より徒歩20分 |
バリアフリー情報 | 門前の公道より参道の途中までスロープ有り、 ≪スロープの入り口≫ そこから石段の両脇にスロープが設置されているが、向かって右側のスロープを登ってください。左側のスロープは最終地点に大きな段差があります。
≪石段右側のスロープを登ってください≫ いずれにしても、坂道が長く、介助者は相当な労力を必要とすると思われます。 |
駐車場 | 無 |
令和5年1月現在
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