芸備線 443D 新見~備後落合 令和4年12月

蒜山高原湯原温泉を行く 17 / 青春18令和4・5年冬紀行 初日

 

姫新線を通って新見駅までやってきました

ここから芸備線に乗り換えて広島へ進んでいきます

 

 

芸備線の時刻表

この先、一日6本だけです。7時4分発の次がこれから乗る13時2分発、

さらに東城から先は一日3本だけとなります。

 

 

そこに入ってきた13時2分発備後落合行き鈍行列車、これもJR西日本キハ120の単行

 

車内、ボックス席が4組だけのセミクロスシート

 

最初ボックス席に腰を下ろしたけど、少々混んで来たので席を立って運転台後ろまで移動します

この中国山間部を走るJR西日本の路線は、近年は廃止の話も話題に上る閑散路線ですが、青春18の季節だけは一定の乗客数があります

 

 

定刻、発車

しばらく電化された伯備線の架線の下を走ります

 

布原駅に停車

 

元々は列車交換の為だけに設けられた信号場でしたが、昭和62年に駅に昇格し客扱いをするようになりました。

しかし電化幹線である伯備線の駅でありながら、停車するのは芸備線気動車のみ。秘境駅としても知られています。

 

 

やがて分岐駅である備中神代を過ぎると、伯備線から分かれて芸備線を進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて東城の町並みが見えてきました

 

東城につきます

ところで、駅に近づくと、ロングシートに座っていたかなり高齢の女性が、杖をつきながら、よろよろと前の方に出てきた。

ここで降りるので運賃清算のために歩いてきたんだろうが・・・まだ列車は動いてるのに危ないな・・と思っていると・・・

 

列車が停止した、その瞬間

 

ドタッ!!

 

振り向くと、停止したわずかな衝撃で、その女性が倒れていた・・・あーあ、やっぱり・・

 

ただ、こういう時は普段の仕事の癖が出てくるもので・・(ぼくは高齢者介護施設に勤めています)

すぐに駆け寄り、そのままの姿勢で股関節や脊柱部に異常がないことを確認し・・・

 

と、ここであわてて運転台から出てきた運転士さんが、女性の手を引っ張って起こそうとする。これはいけない、こういう方の手を無理にを引っ張ると、肩を脱臼する恐れがあります。

ぼくは運転士さんを制して、女性の背後から腕を抱えて立ち上がらせました。

幸い無事だったようで、そのまま杖ついて降りていきましたが・・

 

路線バスだと「完全に止まってから席をお立ちください」と停留所に着くたびアナウンスがあるが、

それでもまだ止まる前に席を立つ高齢の方もいるが、

 

本当に危ないので、やめてくださいね!

 

 

東城を出た列車は中国山地の山間を走っていきます。

東城から先は一日3往復だけの超閑散路線です。

 

 

 

 

 

 

 

列車は中国山地の中を縫うように走っていきます

 

 

 

時速25kmの速度制限の標識

 

超赤字線である芸備線では十分にメンテナンスが出来ず、こうやって徐行しながらなんとかごまかして使い続けている状態らしいです。

 

 

 

そして、終点の備後落合駅が近づいてきました

 

終点、備後落合着、14時27分。

 

写真左の暖色系の帯を巻いた気動車がここまで乗ってきた列車

写真右の寒色系の帯を巻いた列車はここで乗り換える三次行きの列車です。

 

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