カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

温泉神社

九州横断バスの旅 14

 

長崎の雲仙に来ています

 

雲仙地獄そばの温泉神社

 

 

 

参道を進んで行きます

 

鳥居をくぐり、石段登って境内ヘ

 

 

ところで、温泉神社って、どちらの神様を祀っているんでしょうか

境内には案内板のようなものはありません

 

 

社務所の脇で白衣を着た神社の方がお掃除をしてました

御祭神について訪ねてみると、由緒書きが印刷された一枚の紙をくれました

 

 

その一部

それによると、御祭神は白日別命、豊日別命、速日別命、豊久士比泥命(※)、武日別命の5柱だそうです。

※(「泥」の字は異体字で、「ヒ」の部分が「エ」になっている)

 

さらに由緒書には

古事記上巻に『次に筑紫の島を生み玉ふ。(略)筑紫国を白日別と謂し、豊国を豊比別と謂し、火の国を速火別と謂し、日向国を豊久士泥別と謂す。」

と書かれてますが・・・

 

手持ちの角川文庫の「新版古事記」を見ると、筑紫国と豊国は由緒書の通りですが、その後

「・・・肥国を建日向日豊久士比泥別と謂ひ、熊襲国を建日別と謂ふ」

と記してあります。

 

もらった由緒書とは若干の相違がありますが・・・

・・・よくわかりません。

 

いずれにしても、「筑紫島」すなわち九州そのものが御祭神、と考えてよいのでしょうか・・・

 

 

手水舎

 

神社の創建は不明、神代までさかのぼるそうです。

 

もらった由緒書には

肥前風土記に・・・」として、第12代景行天皇が玉名から見た雲仙岳の様子が記載されてますが、こちらは同じ内容が角川文庫の「風土記 下」にも記されています。

 

 

 

拝殿

手を合わせます

 

 

拝殿の横に、なにやら二俣に分かれた木

周囲には絵馬?のようなものがたくさん奉納されています。

 

「夫婦柿」だそうです。

 

たくさん下がっていたのは、絵馬ではなく「絵柿」ということでしょうか・・・

 

 

 

本殿の奥にあったのが

「天地之道理傳始社」

 

ご祭神はスクナビコナですね

 

この神社名、どういう意味があるんだろう・・・

 

境内を歩いていきます

 

 

この先「八万地獄」

しかし現在、災害復旧中で、八万地獄の見学はできません

 

遊歩道はここで途切れて通行禁止になっています

 

 

些少ですが、賽銭箱に小銭を入れさせていただきました。

 

そして、雲仙バス停留所まで戻ってきました。

 

まだバスの発車時刻には時間あります。

道路向かいにある満明寺のほうへ行ってみます。

 

施設名  温泉神社
所在地  長崎県雲仙市小浜町雲仙319
電話  0957-73-3639(一般社団法人雲仙観光局)
FAX  
営業時間  
定休日  
料金  
交通

☆島原駅・島原港より島鉄バス雲仙行き
諫早駅より小浜温泉経由雲仙行き
長崎駅より長崎県営バス特急雲仙行き(一日3往復)
  いずれも雲仙停留所下車すぐ 

バリアフリー情報  
駐車場 有料

  

 

 

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